帳票保管活用機能の帳票の利用時における留意事項を説明します。
1つの保管フォルダ内に大量の帳票が登録されている場合、帳票一覧の表示時に「リスト管理サーバと接続エラー」となる場合があります。(接続クライアント数の増加に伴い、一覧に表示可能な帳票数が減少するため、本現象が発生しやすくなります。)この場合、【表示条件の設定】ダイアログボックスで、一覧に表示する帳票を絞り込む、もしくは不要な帳票を削除してください。
1つの保管フォルダに格納する帳票数は2,000帳票までとすることを推奨します。
また、アクセス権が設定された帳票数が多い場合、帳票一覧の表示の性能に影響する可能性があります。基本的に保管フォルダに対してアクセス権を設定してください。
List Worksクライアントで大量の帳票を検索する場合は、メモリ不足となり、クライアントにメッセージが出力される場合があります。
Webクライアントで大量の帳票を検索する際、検索時間が10分以上、または検索結果が1,000件以上となる場合は、メッセージを出力して検索処理を中断します。
これらの場合は検索条件を追加し、再度検索してください。
なお、帳票検索を中断する時間(10分)、中断する件数(1000件)は、リスト管理サーバのプロパティファイルの編集により変更できます。
リスト管理サーバのプロパティファイルの編集についての詳細は、“セットアップガイド”を参照してください。
帳票のデータ検索は、ページ数に比例して時間がかかります。
帳票のページ数が10,000ページを超える場合は、抜き出し検索すると検索性能を改善できます。
大量ページの帳票を印刷すると、Windowsのspoolerでエラーとなる場合があります。
この場合は、ページ指定をして印刷してください。
Windows版のリモート印刷で一時的に帳票を保留する場合、すべての印刷フォルダにおいて500帳票までを推奨しています。
帳票のファイリングは、ファイリング媒体により上限が異なります。
ハードディスク、MOの場合
ファイリング媒体の空き容量が上限です。
CD-Rの場合
630MBが上限です。
空き容量が不足する場合は、以下のいずれかの方法でファイリング媒体に収まるようにして、再度ファイリングをしてください。
保管フォルダを分割する
不要な帳票をファイリング対象から除外する
空き容量が十分にあるファイリング媒体に変更する
なお、空き容量が不足しているファイリング媒体に帳票をファイリングすると、ファイリング用パソコンのファイリングモニタに「異常」と出力されます。また、ファイリング用パソコンのイベントログにメッセージが出力されます。
List Worksからのファイル転送処理に失敗しました。
Windows版においてオーバレイの履歴管理を行っている場合、変更されたオーバレイを登録すると、今まで使用していたオーバレイが1 世代前として自動的に履歴管理されます。
「保管フォルダの共有運用」を行った場合、帳票の登録および帳票の表示は、世代数に比例して時間がかかります。
オーバレイを年に一度更新する場合は10年間で10世代となり、月に一度更新する場合は10年間で120世代となります。
120世代を目安に世代数が増えた場合は、利用していない古い世代のオーバレイを退避し、削除することで、ファイリングなどの性能を改善できます。