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Symfoware Server V11.1.1 Mirroring Controllerセットアップガイド
FUJITSU Software

A.4 メモリの見積り

DBミラーリングシステムで必要となるメモリ量の見積りについて説明します。

副系ノードで必要なメモリ量

副系ノードで必要なメモリ量は、以下の式で見積ります。

システム全体のメモリ使用量 = 58.6 × 1024 × 1024
                       + ロググループ1個目で必要なロググループ単位のメモリ量
                       + ロググループ2個目で必要なロググループ単位のメモリ量
                             :
                       + ロググループn個目で必要なロググループ単位のメモリ量

ロググループ単位のメモリ量は以下の式で見積ります。

ロググループ単位のメモリ使用量(バイト) = 5.7 × 1024 × 1024
                       + 12000 × 表のDSI数
                       + 256 ×(表のDSI数+順序数(注1))
                       + 400 × DSIごとのインデックス数
                       + 450000 × 反映常駐スレッド数
                       + RLP管理オブジェクトのオブジェクトサイズ
                      (+ 2 × 1024 × 1024 )(注2)

注1) システムロググループの場合に加算します。
注2) RERUNログ反映のコミット順序の保証単位に“LOGGROUP”を指定した場合にのみ加算します。

表のDSI数

当該RLPに属するロググループ配下の表のDSI数です。

順序数

順序を利用している場合は、すべての順序数を指定してください。利用していない場合は、順序数を計算する必要はありません。

DSIごとのインデックス数

該当RLPに属するロググループ配下にある表の中で、最も多くのインデックスを持っている表のインデックス数を指定します。

反映常駐スレッド数

RLP動作環境ファイルのREF_APPLY_MODEパラメタで指定した、反映常駐スレッド数です。

参照

反映常駐スレッド数の見積り方法は、“Mirroring Controller 運用ガイド”の“反映常駐スレッドの多重度数のチューニング”を参照してください。

RLP管理オブジェクトのオブジェクトサイズ

Symfoware ServerのrdbresidentコマンドによるDSIのメモリ常駐化を行う際に利用するメモリ量を指定します。メモリ量は、当該RLPに属するRLP管理オブジェクトのオブジェクトサイズになります。