アプリケーションを配置するサーバがLinuxの場合の、インストール手順について説明します。
インストール方法には、以下の2つがあります。
注意
インストールは、“スーパーユーザー”が行ってください。
インストールする前に、あらかじめ富士通ミドルウェア製品共通のツール「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を停止しておいてください。
CUIを使用する場合のインストール手順について説明します。
注意
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)以降で自動マウント(autofs)を使用している場合、マウントオプションに“noexec”が設定されインストーラなどの実行ファイルの起動に失敗する場合があります。DVDをアンマウントして、手動でマウントしたあとに、再度実行してください。なお、設定されているマウントオプションは、mountコマンドにて確認できます。
Shunsakuのインストールスクリプト(cmdinstall.sh)を起動します。
(デバイス名/dev/dvdや、マウントポイント/mediaは、お使いの環境によって異なります。お使いの環境にあわせて変更してください)
# mount -t iso9660 -o ro /dev/dvd /media # cd /media/redhat_client # ./cmdinstall.sh
注意
“FSP_FJSVCIR_CIRINST”から始まるメッセージが表示された場合、“G.5.1 FJSVcirが出力するエラーメッセージ”を参照し、対処してください。
インストール方法を選択します。2<RETURN>を入力します。
---------------------------------------------------------- Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition 9.0.5 All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2007-2014 ---------------------------------------------------------- Please select the installation type. (1: typical, 2: custom) [1,2,q]:
インストールする機能を選択します。2<RETURN>を入力します。
Functions: 1. searcher 2. API Please select functions. [?,all,q]:
表示された情報でインストールを開始する場合は、y<RETURN>を入力します。
Install information: Installation functions: API Installation packages: FJSVshnsk FJSVshnap Do you want to proceed with the installation ? [y,q]:
インストール処理が開始されます。
Installation of packages has started. Installation of <FJSVshnsk> was successful. : Installation of packages has ended.
上記の処理において、何らかの異常が発生した場合、以下のメッセージが表示され、インストール処理が中止されます。
Installation of "Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition" was terminated.
インストールの終了メッセージが表示されます。
インストールログは、“/opt/FJSVshnsk/setup.log”に作成されます。
Installation of "Interstage Shunsaku Data Manager Enterprise Edition" was successful.
注意
インストールの終了メッセージが表示される前に以下のようなエラーメッセージが表示される場合があります。
'CIRuntime Application' is already running. This installer cannot run at the same time.
「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を終了し、Shunsakuをアンインストール(注)してから再度インストールを実行してください。
注) Shunsakuのアンインストール手順については、“第7章 アンインストール”を参照してください。
アンインストール時に以下のようなメッセージが出力されますが、アンインストールを続行してください。
Internal error. Sub shell has terminated abnormally.(Shell= /opt/FJSVcir/cir/bin/cimanager.sh,Exit Code=35)
インストールの終了メッセージが表示される前に以下のようなエラーメッセージが表示された場合、“G.5.3 復帰コードとエラーメッセージ”を参照し、対処してください。
Internal error. Sub shell has terminated abnormally.(Shell=[呼び出したファイル名],Exit Code=[復帰コード])
GUIを使用する場合のインストール手順について説明します。
注意
Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)では、GUIを使用するインストールは実行できません。“4.1.3.1 CUIを使用するインストール方法”を実行してください。
X Window System環境において画面サイズをXGA(1024x768)以上にする必要があります。
環境変数LANGに、“ja_JP.UTF-8”を指定してください。
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)以降で自動マウント(autofs)を使用している場合、マウントオプションに“noexec”が設定されインストーラなどの実行ファイルの起動に失敗する場合があります。DVDをアンマウントして、手動でマウントしたあとに、再度実行してください。なお、設定されているマウントオプションは、mountコマンドにて確認できます。
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)および6 (for x86)でGUIインストーラによるインストールを実行する場合、X Window環境へはユーザ名“root”でログインしてください。
一般ユーザでログインしてからスーパーユーザー(root)に変更する場合は、必ずsuコマンドの引数に“-”(ハイフン)を設定して変更してください。suコマンドを引数なしで実行してスーパーユーザーに変更した場合、GUIインストーラが正常に動作しません。
Shunsakuのインストールスクリプト(install.sh)を起動します。
(デバイス名/dev/dvdや、マウントポイント/mediaは、お使いの環境によって異なります。お使いの環境にあわせて変更してください)
# mount -t iso9660 -o ro /dev/dvd /media # cd /media/redhat_client # ./install.sh
実行後に表示される画面で、[インストール]を実行してください。
注意
“FSP_FJSVCIR_CIRINST”から始まるメッセージが表示された場合、“G.5.1 FJSVcirが出力するエラーメッセージ”を参照し、対処してください。
「インストールタイプの選択」画面で、[カスタム]を選択し、[次へ]をクリックします。
「インストール機能の選択」画面で、[API]機能をチェックして、[次へ]をクリックします。
「インストール内容の確認」画面で、設定内容に誤りがなければ、[次へ]をクリックします。インストールが開始されます。
注意
以下のようなエラーメッセージが表示される場合があります。
'CIRuntime Application' is already running. This installer cannot run at the same time.
「アンインストールと管理(ミドルウェア)」を終了し、Shunsakuをアンインストール(注)してから再度インストールを実行してください。
注)Shunsakuのアンインストール手順については、“第7章 アンインストール”を参照してください。
アンインストール時に以下のようなメッセージが出力されますが、アンインストールを続行してください。
Internal error. Sub shell has terminated abnormally.(Shell= /opt/FJSVcir/cir/bin/cimanager.sh,Exit Code=35)
以下のようなエラーメッセージが表示された場合、“G.5.3 復帰コードとエラーメッセージ”を参照し、対処してください。
Internal error. Sub shell has terminated abnormally.(Shell=[呼び出したファイル名],Exit Code=[復帰コード])
インストール完了後、「インストール結果」画面で、インストールログを保存するために、[次へ]をクリックします。
「インストールログの出力」画面で、[インストールログを保存する。]がチェックされていることを確認後、“出力先ディレクトリ”を指定し、[終了]をクリックします。