旧版のサーバにおいて、LISTVIEWクライアントを使用して退避した管理簿(保管フォルダ)をディレクトリ配下に復元するコマンドです。スーパーユーザだけが実行することができます。
注意
List Worksへ移行するには、本コマンドの実行後にlvtrslwコマンドを実行する必要があります。
lvtrslwコマンドについては、“2.1.27 lvtrslwコマンド”を参照してください。
Solaris 11では、本コマンドは使用できません。
形式
lvrestlw -udir -ttitle -nname -dfile -mnum [-ppasswd]
オプション名と指定値の間に空白をあけないでください。
空白または記号文字を含むパスおよび文字列を指定する場合は、半角のシングルクォーテーション「’ ’」で囲みます。「’ ’」は長さに含みません。
説明
退避した管理簿(保管フォルダ)を格納するディレクトリ(復元先)を、dirに185バイト以内の物理パスで指定します。
復元した保管フォルダの名前を、titleに全角20文字(半角40文字)で指定します。
復元した保管フォルダの作成者名を、nameに全角8文字(半角16文字)で指定します。
復元元媒体の特殊ファイル名を、fileに32バイト以内で指定します。
退避時に指定した媒体内でのデータの位置(先頭からのテープマークの数)をnumに指定します。
退避時に指定したパスワードを、passwdに8バイト以内で指定します。
注意
保管フォルダのディレクトリの名前部分と保管フォルダ名には、以下の半角文字は使用できません。
\ , . : ; ? / < > * | " ^ '
また、以下の全角文字も使用できません。
~ - ∥ ¢ £ ¬ \ ¦ ―  ̄
復元した保管フォルダ名の先頭には、「*」(半角)が付加されます。最大40バイトの保管フォルダ名を指定した場合は、末尾の文字が削除されます。
エラーが発生した場合は、標準出力にエラー情報とコマンドの仕様が出力されます。
復帰値
正常
異常
使用例
「/LW/restdata」配下に「/dev/rmt/0」の1番目のデータを復元する例を示します。
# lvrestlw -u/LW/restdata -t復元フォルダ -n帳票太郎 -d/dev/rmt/0 -m1