管理ツールを使用し、ホスト起動ファイル転送を使用するLUの設定画面で、ホスト起動ファイル転送を許可する設定を行います。
(→「第8章 管理ツール」参照)
ホスト起動ファイル転送を許可した場合、[転送設定ファイル]を指定することができます。転送設定ファイルとは、ホスト起動ファイル転送がどのような制御を行うかが記述されたファイルです。転送設定ファイルを指定した場合、ホスト起動ファイル転送は転送設定ファイルの内容に従った制御を行います。転送設定ファイルを省略した場合は、デフォルトの制御でホスト起動ファイル転送を行います。
転送設定ファイルを利用する場合は、3270ファイル転送ユーティリティを使用する必要があります。
(→「26.2.2 転送設定ファイルの作成方法」参照)
以後、ディスプレイセッションを起動すればホスト起動ファイル転送が可能な状態となります。
参考
転送設定ファイルの指定を省略した場合のデフォルトの制御は、転送設定ファイルの作成で以下の設定をした場合と同じ動作となります。
エミュレータによる設定を禁止する:チェックなし(禁止しない)
構造化フィールドタイプ:0xD0構造化フィールドを使用
コード変換テーブル:EBCDICコード[デフォルト]、漢字コード[デフォルト]
受信時に端末側に同名ファイルが存在した場合:上書き