ユーザ操作履歴出力ツールはコマンドラインからの実行が可能です。以下に使用方法を説明します。
■コマンドライン指定方法
各オプションについては「16.3.2 画面操作によるユーザ操作履歴出力ツールの使用方法」で、該当するオプションの説明を参照してください。
UlogConv.exe 履歴日付 出力ファイル名 [オプション]
ユーザ操作履歴出力ツール名:UlogConv.exe
<WSMGR for Webインストール先フォルダ>\wwwroot\bin配下にある、本ツールを指定してください。
指定が必須な項目:
出力したい操作履歴の記録日をYYYY/MM/DD形式で指定します。
複数日の履歴を出力する場合は出力する履歴日付をダブルクォート(“)で囲んで指定してください。複数日の指定では、日付の特定による出力、または日付の範囲指定による出力が可能です。
複数日を特定して出力:
出力する履歴日付をカンマ(,)で区切ってください。
例)UlogConv.exe "2011/12/01,2011/12/03,2011/12/05" Output.txt
複数日を範囲指定で出力:
出力する履歴日付の範囲をハイフン(-)でつないでください。
例)UlogConv.exe "2011/12/01-2011/12/15" Output.txt
履歴データを出力するファイル名をフルパス指定します。
オプション:
指定は省略可能です。省略時は表の「初期値」が使用されます。
| 記述形式 | 値・意味 | 初期値 |
---|---|---|---|
基本情報 | /D [フォルダパス] | 操作履歴ファイルを保存しているフォルダへのパス | WSMGR for Webログフォルダ |
/S [分割サイズ] | 出力ファイルの分割サイズ(MB) | 10MB | |
/CSV | CSV形式で出力します。 | 指定なし | |
フィルタ項目 | /Fc [IPアドレス] | 端末IPアドレス | 省略時はフィルタによる抽出条件なし |
/Fh [IPアドレス/ホスト名] | 接続相手名/IPアドレス | ||
/Fu [WSMGR for Webユーザ名] | WSMGR for Webユーザ名 | ||
/Fi [接続情報] | WSMGR for Web接続アイコン名とLU番号 | ||
/FSt [開始時刻] | 開始時刻「hh:mm:ss」形式 | ||
/Fet [終了時刻] | 終了時刻「hh:mm:ss」形式 | ||
出力項目 | /O [c/i/h/d] | 出力する項目の選択 | 省略時はすべて出力 |
コード変換 | /Tf [コード変換タイプ] | 6680英数カナ変換 | EBCDIC-カナ有り |
/Ti [コード変換タイプ] | 3270英数カナ変換 | EBCDIC-カナ有り | |
その他 | /R [桁数] | 出力データの折り返し桁数 | 80桁 |
/FR | 保存された設定の復元 | 省略時は無効 |
2006年2月25日に記録された操作履歴より、WSMGR for Webユーザ名がUSER1の午前8時30分0秒~午後5時30分0秒までの履歴データをテキストファイルへ出力する場合
c:\wsmgrweb\wwwroot\bin\ UlogConv.exe 2006/02/25 c:\UserOperate\060225_0.txt /Fu USER1 /FSt 08:30:00 /Fet 17:30:00
注意
コマンドラインによるユーザ操作履歴出力ツール実行時の出力ファイルの上書き確認は行われません。
コマンドラインで指定される空白文字は各項目の区切りを意味します。項目に空白文字を含む場合はダブルクォート(“)で囲んでください。
■復帰値について
ユーザ操作履歴出力ツールをコマンドライン入力で実行すると、処理結果に応じて復帰値を返します。
処理結果 | 復帰値 |
---|---|
正常 | 0 |
正常終了 | 1 |
指定された操作履歴が見つからない。 | 2 |
指定されたテキスト/CSVファイルが作れない。 | 3 |
コマンドラインに誤りがある。 | 4 |
操作履歴のチェックで異常を検出した。 | 5 |
データ解析で異常を検出した。 | 6 |
出力先の空き容量が足りない。 | 7 |
操作履歴の解析で継続不可能な異常を検出した。 | 8 |
内部エラーが発生した。 | 上記以外 |