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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L40
FUJITSU Software

5.4.2 アプリケーションプールについて

IISは、信頼性の向上のため、アプリケーション分離環境により、個々のWebアプリケーションが独自の独立したワーカープロセス/アプリケーションプールで機能することができます。デフォルトのアプリケーションプール(DefaultAppPool)は、ワーカープロセスをリサイクル(再起動)するよう設定されており、また、アイドル状態を監視し指定時間アイドル状態が続く場合は、ワーカープロセスをシャットダウンするよう設定されています。そのため、WSMGR for Webがデフォルトのアプリケーションプール(DefaultAppPool)で動作すると、HTTP-TN中継サービスおよび接続監視モニタがシャットダウンされてしまい、ホスト接続セッションの維持および接続監視モニタの表示ができない場合があります。
そこで、WSMGR for Webでは、インストール時に、ワーカープロセスのリサイクル(分ごと)とアイドルタイムアウト(アイドルなワーカープロセスの解放までの待ち時間(分))を無効とした、WSMGR for Web専用のアプリケーションプール(wsmgrweb)を作成し、このアプリケーションプール(wsmgrweb)でWSMGR for Webが動作するように自動的に設定します。


■アプリケーションプールの設定(Windows Server 2012/ Windows Server 2012 R2の場合は必須)

Windows Server 2012/ Windows Server 2012 R2の場合は、アプリケーションプールの設定を以下のとおりに変更してください。

  1. Windowsの[管理ツール]を開きます。

  2. [管理ツール]の[インターネット サービス (IIS) マネージャ]をクリックします。

  3. [アプリケーションプール]をクリックします。
    登録されたアプリケーションプール一覧が表示されます。

  4. アプリケーションプール一覧から[wsmgrweb]を選択し、[操作]ペインより「詳細設定」をクリックします。

  5. プロセスモデルのIDのリストから[アプリケーションプールID]の設定ダイアログを開き、[ビルトインアカウント]の一覧から[LocalSystem]を選択します。

注意

WSMGR for Web専用のアプリケーションプール(wsmgrweb)の設定は、ここで説明した方法以外では変更しないでください。変更すると、ホスト接続セッションの維持および接続監視モニタの表示ができない場合があります。