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WSMGR V7.2 使用手引書L20
FUJITSU Software

A.10 バーコード印刷

バーコード印刷は、PRNEMUの印刷倍率設定で100%が選択されている場合のみ可能です。サポートするオーダ、およびバーコード種別は以下のとおりです。

範囲指定なし(BCP)オーダ:

NW-7,JAN標準,JAN短縮,CODE 3 of 9,Industrial 2 of 5,Interleaved 2of 5,
カスタマーバーコード(LBPサポート時のみ)

範囲指定あり(RBCP)オーダ:

NW-7,JAN標準,JAN短縮,CODE 3 of 9,Industrial 2 of 5,Interleaved 2of 5,
物流用標準,物流用拡張,カスタマーバーコード(LBPサポート時のみ),
EAN-128(LBPサポート時のみ)

■留意事項

■バーコードの項目領域長

各バーコードの項目領域長について説明します。


(1)範囲指定なし基本モジュール幅指定時

各バーコード種別の項目領域長は、キャラクタ幅:m、スタート/ストップ幅:p、項目長(キャラクタ数):nとすると、以下の計算式で求めることができます。


    項目領域長(1/1440インチ)= m×n+p+クワィエットゾーン

各キャラクタ幅、スタート/ストップ幅は次の表を参照してください。

NO

バーコード種類

項目領域長(1/1440インチ
上段:キャラクタ幅
キャラクタ間スペース含む/
下段:スタート/ストップ幅

1

Code 3 of 9

基本モジュール幅(I)×18

キャラクタ幅×2

2

Industrial 2 of 5

基本モジュール幅(I)×14

基本モジュール幅(I)×19(スタート=I×10、ストップ=I×9)

3

Interleaved 2 of 5

基本モジュール幅(I)×9

基本モジュール幅(I)×9(スタート=I×4、ストップ=I×5)

4

NW-7

1)文字が0~9、ー、$の場合  基本モジュール幅(I)×14
2)1)以外  基本モジュール幅(I)×16

基本モジュール幅(I)×16×2

5

JAN標準
JAN短縮

基本モジュール幅(I)×7

基本モジュール幅(I)×11
(レフトガードバー=I×3  センターバー=I×5   ライトガードバー=I×3)

注意

この数値にはクワィエットゾーンが含まれていません。

クワィエットゾーンの幅は以下のとおりです。

JANコード以外:

両端に次に示すいずれかの大きいサイズ
基本モジュール幅×10 か 2.54mm

JAN標準:

右側に基本モジュール幅×11, 左側に基本モジュール幅×7

JAN短縮:

右側に基本モジュール幅×7, 左側に基本モジュール幅×7


(2)範囲指定あり領域指定時

下記に示す計算方法に従い、240/400dpiで推奨する項目領域長は次のとおりです。
詳しくは「■計算方法」を参照してください。

単位: 1/1440インチ

モジュール幅基準値

240dpi

400dpi

CODE39

0.191mm

規格 ((n*16)+20)*12

  

推奨 ((n*16)+20)*18

推奨 ((n*16)+20)*11

Interleaved 2of 5

0.191mm

規格 ((n*9)+20)*12

  

推奨 ((n*9)+20)*18

推奨 ((n*16)+20)*11

物流コード(標準)

1.016mm
0.635mm(最小)

推奨  8430
5058

推奨  8149
5058

物流コード(拡張)

1.016mm
0.635mm(最小)

推奨  9390
5634

推奨  9077
5634

NW-7

0.191mm

規格 ((n*16)+20)*12

  

推奨 ((n*16)+20)*18

推奨 ((n*16)+20)*11

JANコード(標準)

0.33mm

推奨  2034

推奨  2034

JANコード(短縮)

0.33mm

推奨  1458

推奨  1458

EAN-128

0.191mm

規格 ((n*11+44))*12

  

推奨 ((n*11+44))*18

推奨((n*11+44))*11

注意

  • 物流コードの最小は、モジュール幅の基準値としての最小値(0.635mm)をもとに計算しています。

  • EAN-128のキャラクタ数(n)は以下を考慮して算出してください。

    1. 区切り文字を除くバーコードデータすべて(英数文字・制御コード・特殊キャラクタ)をキャラクタ数としてカウントしてください。

    2. CODE C指定される数値データは、2文字分で1キャラクタ数の計算になります。

  • コンビニエンス向けEAN-128バーコードは、バーコード自体の幅が6cm以内に収まるようにしてください。


計算方法

モジュール幅基準値 : m(mm)
モジュール幅ドット数 : X(dot)
モジュール幅 : I(1/1400inch)

解像度 : r (dpi)とすると、

  1. モジュールドット数(X)=(m * r)/ 25.4  を求めます。
    注) 実際に計算するときは整数にするため分母分子を1000倍します。
    求めた結果は四捨五入で整数にします。
    ここで、モジュール幅が2dot以下ならば推奨する幅を3dotにします。
    そのままの幅で計算した場合の数値を表中では規格としています。

  2. モジュール幅(I) =(X * 1440)/ r  を求めます。
    注) 後でドット数を計算する際、切り捨てられるため、小数点以下は切り上げします。

  3. Iの値より「1.範囲指定なし(基本モジュール幅指定時)」を利用して項目長を計算します。


(例) JANコード(標準)で240dpiの場合

    X = ( 330 * 240 ) / 25400
      = 3.118...
    X=3(dot)とする。
    I = ( 3 * 1440 ) / 240
      = 18
    項目長 = 18 * ( 7 * 12 + 11 + 18 ) = 18 * 113
           = 2034             ↑
                              クワィエットゾーン部分