使用できる関数の一覧を示します。これらの中には、パラメータが必要であったり、パラメータが省略されたときのデフォルト動作を持った関数が含まれます。
関数名 | 機 能 |
---|---|
Bye | ディスプレイエミュレータの終了 |
CmpText | 文字列の比較 |
CopyField | クリップボードへの複写(フィールド) |
CopyLn | クリップボードへの複写(行範囲) |
CopyRc | クリップボードへの複写(矩形範囲) |
CopyScreen | クリップボードへの複写(全画面) |
Dialog | ダイアログの表示 |
EnableKeyboard | マクロ実行時のキーボード/マウス入力の設定 |
EndDialog | ダイアログの終了 |
Exec | コマンドの実行 |
Exit | マクロの実行中止 |
Equ | 比較 |
GetError | エラー番号の取り出し |
GetResult | 結果コードの取り出し |
IsKeyboardLock | キーボードロック状態の確認 |
IsProtectPos | 入力禁止位置の確認 |
IsFieldTopPos | フィールド先頭位置の確認 |
IsFieldEndPos | フィールド最終位置の確認 |
IsNumField | 数字フィールドの確認 |
MsgBox | メッセージボックスの表示 |
Not | 論理反転 |
Paste | クリップボードからの貼り付け |
Scan | 文字列検索 |
SetCursorPos | カーソル位置の設定 |
SetKeyUnlockTime | キーアンロック時間の設定 |
SetWaitTime | 最大待ち時間の設定 |
Sleep | 指定時間実行を停止 |
Type | キーの入力 |
TypeKey | キーの1文字即時入力 |
Wait | ホストからの文字列待ち合わせ |
パラメータを省略する時は、後ろのパラメータから順番に省略できます。途中のパラメータを省略することはできません。
例)
Type(“ABC”,20,10) ;省略なし Type(“ABC”,20) ;桁を省略 Type(“ABC”) ;行と桁を省略
ディスプレイエミュレータの終了
ディスプレイエミュレータを終了させます。セッションが起動されている場合はセッションを強制終了してから終了します。
●呼び出し形式
Bye(ResultCode)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
ResultCode | 意味を持ちません | 0 |
文字列の比較
ホスト画面受信バッファの指定位置と指定文字列を比較します。比較結果はリターン値で確認できます。
●呼び出し形式
CmpText(Text, Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Text | 比較する文字列 | 省略できません |
Row | 比較開始行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 比較開始桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。文字列の比較に失敗した場合やエラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
IF( CmpText("A") ) MsgBox("現在カーソルは A の上にあります") ELSE MsgBox("現在カーソルは A 以外の上にあります") ENDIF
クリップボードへの複写(フィールド)
指定位置のフィールド内範囲をクリップボードへ複写します。クリップボードには、CF_TEXT形式のデータが置かれます。
●呼び出し形式
CopyField(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Row | 複写フィールド行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 複写フィールド桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
クリップボードへの複写(行範囲)
指定位置で囲まれる行範囲をクリップボードへ複写します。クリップボードには、CF_TEXT形式のデータが置かれます。
●呼び出し形式
CopyLn(Row1, Col1, Row2, Col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Row1 | 複写範囲開始行位置(1~24) | 1 |
Col1 | 複写範囲開始桁位置(1~80) | 1 |
Row2 | 複写範囲終了行位置(1~24) | 24 |
Col2 | 複写範囲終了桁位置(1~80) | 80 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
クリップボードへの複写(矩形範囲)
指定位置で囲まれる矩形範囲をクリップボードへ複写します。クリップボードには、CF_TEXT形式のデータが置かれます。
●呼び出し形式
CopyRc(Row1, Col1, Row2, Col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Row1 | 複写範囲開始行位置(1~24) | 1 |
Col1 | 複写範囲開始桁位置(1~80) | 1 |
Row2 | 複写範囲終了行位置(1~24) | 24 |
Col2 | 複写範囲終了桁位置(1~80) | 80 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
クリップボードへの複写(全画面)
全画面範囲をクリップボードへ複写します。クリップボードには、CF_TEXT形式のデータが置かれます。
●呼び出し形式
CopyScreen()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
ダイアログの表示
ダイアログテンプレートに従ってダイアログを表示します。ダイアログが終了するまでこの関数は制御を戻しません。ダイアログを終了するには【メニュー】+【F4】キーを押すか、 EndDialog 関数を呼び出すことによって終了します。
●呼び出し形式
Dialog(Template)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Template | ダイアログテンプレート名 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が TRUE の場合は GetResult 関数を使ってダイアログ処理結果を調べることができます。【メニュー】+【F4】キーを押して終了した場合、ダイアログ処理結果は0になります。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
マクロ実行時のキーボード/マウス入力の設定
マクロ実行時にディスプレイエミュレータへのキーボードやマウスによる入力を許可、または禁止します。本関数を使用しない場合のマクロ実行時の入力は禁止です。
マクロ実行時の入力を許可した場合、マクロ実行中の【Esc】キーの入力はマクロ実行中止の動作ではなく、エミュレータキーに割り当てられたキー(標準で割り当てられるキーはRESETキー)として動作します。また、マクロ実行キーは入力しても無視されます。
●呼び出し形式
EnableKeyboard (Val)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Val | 入力許可時の指定(TRUE) | 省略できません |
入力禁止時の指定(FALSE) | 省略できません |
●リターン値
ありません
ダイアログの終了
表示中のダイアログを終了させます。パラメータを1つ持ちダイアログの処理結果を表します。この値はダイアログを終了後に GetResult 関数を使って調べることができます。
●呼び出し形式
EndDialog(ResultCode)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
ResultCode | 処理結果コード | 0 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
子プロセスの起動
プログラムを呼び出します。呼び出したプログラムの終了を待たずにこの関数は制御を戻します。プログラムの起動結果は GetResult 関数で調べることができます。
●呼び出し形式
Exec(CmdLine)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
CmdLine | コマンドライン | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
Exec("CMD /c copy import.txt a:")
マクロの実行中止
実行中のマクロを中止します。
●呼び出し形式
Exit()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
比較
2つのパラメータの値を整数値として比較します。
●呼び出し形式
Equ(Param1, Param2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Param1 | 比較する第1パラメータ | 省略できません |
Param2 | 比較する第2パラメータ | 省略できません |
●リターン値
2つのパラメータが等しい場合は TRUE を、等しくない場合は FALSE を返します。
●使用例
キー入力でキー入力禁止エラーだった場合に、リセットキーで入力禁止状態を解除しています。
Type("ABC") IF( Equ(GetError(), ERROR_DNYKEY) ) Type("[RESET]") ENDIF
エラー番号の取得
関数がエラー終了したときのエラー番号を取得します。エラーが発生していない場合はERROR_NONE を返します。
●呼び出し形式
GetError()
●パラメータ
ありません
●リターン値
エラーが発生していない場合は ERROR_NONE を、エラーが発生している場合はそのエラー番号を返します。 ERROR_NONE は 0 です。
値 | 意 味 |
---|---|
ERROR_NONE | エラーはありません。 |
ERROR_NOMEMORY | メモリ不足が発生しました。 |
ERROR_NOTCNCT | ホストと接続されていません。 |
ERROR_TIMEOUT | タイムアウトが発生しました。 |
ERROR_DNYKEY | キー入力禁止でした。 |
ERROR_NOSCAN | Scan関数で文字列が見つかりませんでした。 |
ERROR_INVPARAM | パラメータが不正です。 |
ERROR_INVKEY | Type関数で無効なキーが指定されました。 |
ERROR_ABORT | セッションが異常終了しました。 |
ERROR_INVPATHNAME | 接続パス名が不正です。 |
ERROR_FILENOTEXIST | Exec関数で指定されたプログラムが見つかりません。 |
ERROR_NOEXEC | Exec関数で指定されたプログラムが実行できませんでした。 |
ERROR_NOTSTART | セッションが未起動です。 |
ERROR_NOSUPPORT | 未サポート関数が呼び出されました。 |
結果コードの取得
EndDialog で返された値、または Exec 関数によって実行されたコマンドの起動結果を取得します。
●呼び出し形式
GetResult()
●パラメータ
ありません
●リターン値
結果コードを表します。
キーボードロック状態の確認
現在キー入力禁止状態か確認します。
●呼び出し形式
IsKeyboardLock()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数を呼び出した時にキー入力禁止だったら TRUE を返します。キー入力可能ならば FALSE を返します。
●使用例
IF( IsKeyboardLock() ) MsgBox("キー入力できない状態です") ENDIF
入力禁止位置の確認
指定位置がキー入力禁止位置か確認します。
●呼び出し形式
IsProtectPos(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Row | 確認行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 確認桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数を呼び出した時に指定位置がキー入力禁止位置だったら TRUE を返します。キー入力可能位置ならば FALSE を返します。
●使用例
IF( IsProtectPos(2,10) ) MsgBox(" 2 行 10桁目は、 キー入力禁止位置です") ENDIF
フィールド先頭位置の確認
指定位置がフィールドの先頭位置か確認します。
●呼び出し形式
IsFieldTopPos(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Row | 確認行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 確認桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数を呼び出した時に指定位置がフィールドの先頭位置だったら TRUE を返します。
それ以外の位置、またはアトリビュート文字位置ならば FALSE を返します。
不定様式画面のときは、1行1桁目がフィールドの先頭位置として扱われます。
●使用例
IF( Not( IsFieldTopPos() ) ) TypeKey("[BACKTAB]") ;; フィールドの先頭へカーソルを移動 ENDIF
フィールド最終位置の確認
指定位置がフィールドの最終位置か確認します。
●呼び出し形式
IsFieldEndPos(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Row | 確認行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 確認桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数を呼び出した時に指定位置がフィールドの最終位置だったら TRUE を返します。
それ以外の位置、またはアトリビュート文字位置ならば FALSE を返します。
不定様式画面のときは、24行80桁目がフィールドの最終位置として扱われます。
数字フィールドの確認
指定位置のフィールドが数字フィールドか確認します。
●呼び出し形式
IsNumField(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Row | 確認行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 確認桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数を呼び出した時に指定位置のフィールドが数字フィールドだったら TRUE を返します。それ以外ならば FALSE を返します。
メッセージボックスの表示
指定されたメッセージを表示しボタンが押されるまでポーズします。表示されるボタンはスタイルによって指定できます。
●呼び出し形式
MsgBox(Text, Style)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Text | 表示する文字列 | 省略できません |
Style | OK、OKCANCEL、YESNOのいずれかを指定します。 | OKスタイルを持ちます |
●リターン値
スタイルと押されたボタンによって次の値が返されます。
スタイル | 押されたボタン | リターン値 |
---|---|---|
OK | [OK] | TRUE |
OKCANCEL | [OK] | TRUE |
[キャンセル] | FALSE | |
YESNO | [はい] | TRUE |
[いいえ] | FALSE |
●使用例
MsgBox("メッセージを表示します")
MsgBox("選択してください", YESNO)
反転
パラメータの値を論理反転します。TRUE (真) は FALSE (偽)に、FALSE は TRUEになります。
●呼び出し形式
Not(Val)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Val | 値を持ったパラメータ | 省略できません |
●リターン値
反転結果を返します。
●使用例
IF( Not( 0 ) ) MsgBox("0 の反転は TRUE です。") ENDIF
クリップボードからの貼り付け
クリップボード内容を現在のカーソル位置へ貼り付けます。キー入力禁止状態のときはエラー復帰します。
●呼び出し形式
Paste()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
;; ;; 現在のフィールドにあるデータを次のフィールドに複写します ;; CopyField() TypeKey("[TAB]") TypeKey("[ERASEEOF]") Paste()
文字列検索
ホスト画面受信バッファに指定文字列が存在するかを調べます。検索結果はリターン値で確認できます。
●呼び出し形式
Scan(Text, Row1, Col1, Row2, Col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Text | 検索する文字列 | 省略できません |
Row1 | 検索開始行位置(1~24) | 1 |
Col1 | 検索開始桁位置(1~80) | 1 |
Row2 | 検索終了行位置(1~24) | 24 |
Col2 | 検索終了桁位置(1~80) | 80 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。文字列が見つからなかった場合やエラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
IF( Scan("TSSX") ) MsgBox("ログオンが完了しました") ELSE MsgBox("ログオンは完了していません") ENDIF
カーソル位置の設定
カーソル位置を指定位置へ移動します。キー入力禁止状態のときはエラー復帰します。
●呼び出し形式
SetCursorPos(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Row | カーソル行(1~24) | 省略できません |
Col | カーソル桁(1~80) | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
キーアンロックタイムの設定
キーアンロックタイムは、キーボードロック中に一瞬ロックが解除されることがあるため、この解除を本来の解除としないようにタイミングをとるための時間です。未設定の場合のデフォルト値は1秒です。
キー入力が可能かどうかはキーボードロックの解除後キーアンロックタイムだけ待ち、なおキーボードロック解除状態が続いていればキー入力可能と判断します。逆にキーアンロックタイム待ち中にキーボードロックになれば、初めからキーボードロックの解除を待ちます。関数呼び出し時にすでにキーボードロックが解除されていてもキーアンロック時間だけ待ちます。
●呼び出し形式
SetKeyUnlockTime(Second)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Second | キーアンロックタイムを秒で指定します。 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
SetKeyUnlockTime(2)
●参照
次の関数でキーアンロックタイムが使用されます。
Type 関数 Wait 関数
最大待ち時間の設定
Type 関数、 Wait 関数の最大待ち時間を設定します。未設定の場合のデフォルト値は20秒です。
●呼び出し形式
SetWaitTime(Second)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Second | (1~65525) | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
SetWaitTime(2)
●参照
次の関数で最大待ち時間が使用されます。
Type 関数 Wait 関数
指定時間実行を停止
指定時間だけマクロの実行を一時的に停止します。
●呼び出し形式
Sleep(Second)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Second | スリープ時間を秒で指定します。 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
Sleep(2)
キーの入力
キー入力をエミュレーションします。キーボードロック状態の場合はキー入力が可能になるのを待ってから入力を行います。最大待ち時間は SetWaitTime 関数で設定された待ち時間だけ待ちます。キーアンロック時間は SetKeyUnlockTime 関数で任意の時間に設定できます。
入力禁止フィールドにキーを入力しようとしたり、この関数により入力禁止状態になった場合はすぐにエラー復帰します。
入力キーに特殊キーやJEFコードを含める時は [ENTER] のようにカッコ[ ] で囲みます。カッコ内は1つの項目だけ指定可能です。左カッコ[ を入力するときは左カッコを重ねて書きます。
●呼び出し形式
Type(Text, Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Text | 入力文字列 | 省略できません |
Row | 入力開始行(1~24) | カーソル位置 |
Col | 入力開始桁(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
機能 | 記述形式 |
---|---|
PF1 | [PF1] |
PF2 | [PF2] |
PF2 | [PF2] |
PF4 | [PF4] |
PF5 | [PF5] |
PF6 | [PF6] |
PF7 | [PF7] |
PF8 | [PF8] |
PF9 | [PF9] |
PF10 | [PF10] |
PF11 | [PF11] |
PF12 | [PF12] |
PF12 | [PF12] |
PF14 | [PF14] |
PF15 | [PF15] |
PF16 | [PF16] |
PF17 | [PF17] |
PF18 | [PF18] |
PF19 | [PF19] |
PF20 | [PF20] |
PF21 | [PF21] |
PF22 | [PF22] |
PF22 | [PF22] |
PF24 | [PF24] |
実行 | [ENTER] |
PA1 | [PA1]*1 |
PA2 | [PA2]*1 |
PA3 | [PA3]*1 |
CLEAR | [CLEAR] |
SYSREQ | [SYSREQ] |
ATTN | [ATTN] |
→ | [RIGHT] |
← | [LEFT] |
↑ | [UP] |
↓ | [DOWN] |
タブ | [TAB] |
バックタブ | [BACKTAB] |
改行 | [RETURN] |
HOME | [HOME] |
挿入 | [INSERT] |
削除 | [DELETE] |
ERASE INPUT | [ERASEINPUT] |
ERASE EOF | [ERASEEOF] |
RESET | [RESET] |
CURSOR SELECT | [CURSORSEL] |
テスト | [TEST] |
DUP | [DUPLICATE] |
FIELD MARK | [FIELDMARK] |
+入力 | [+ENTER] |
●使用例
; 文字列 + 実行キー Type("LOGON TSS [ENTER]") ; JEFコード入力 Type("[41A1][41A2]")
キーの1文字即時入力
1文字分のキー入力をエミュレーションします。キーボードロック状態の場合はエラー復帰します。Type 関数と違いキー入力可能になるのを待ちません。
入力キーには Type 関数と同様の形式で特殊キーやJEFコードを指定できます。ただし、1文字分のキーしか指定できません。
特殊キーの記述形式は Type 関数を参照してください。
●呼び出し形式
TypeKey(Text)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Text | 入力文字 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
; 特殊文字 TypeKey("[RESET]") ; JEFコード入力 TypeKey("[41A1]")
指定文字列の受信待ち
指定文字列を受信するのを待ちます。この関数はキー入力が可能になってから指定された文字列を受信したかを判定します。最大待ち時間は SetWaitTime 関数で設定された待ち時間だけ待ちます。キーアンロック時間は SetKeyUnlockTime 関数で任意の時間に設定できます。
パラメータをすべて省略するとキー入力が可能になるのを待つことができます。
●呼び出し形式
Wait(Text,Row1, Col1, Row2, Col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Text | 受信待ち文字列 | 省略時はキー入力可を待ちます |
Row1 | 受信待ち開始行(1~24) | 1 |
Col1 | 受信待ち開始桁(1~80) | 1 |
Row2 | 受信待ち終了行(1~24) | 24 |
Col2 | 受信待ち終了桁(1~80) | 80 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると TRUE を返します。エラーが発生した場合は FALSE を返します。リターン値が FALSE の場合は GetError 関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
; SYSTEM READYの受信を待ちます Wait("SYSTEM READY",1, 1) ; キー入力可能になるのを待ちます Wait()