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WSMGR V7.2 使用手引書L20
FUJITSU Software

8.3.2 制御文

制御文としては、以下のものがあります。

説明

IF

処理の分岐

WHILE

ループ

GOTO

ジャンプ


IF

IF文は条件文によって処理の流れを変える制御文です。条件文の演算結果がTRUE(真)、FALSE(偽)によって処理が分岐されます。


●構文


構文1: 基本形

        IF(条件文)
                文      ・・・ 条件文がTRUE(真)の時に実行されます
        ENDIF

構文2: 条件文によって処理がそれぞれに分岐する場合

        IF(条件文)
                文      ・・・ 条件文がTRUE(真)の時に実行されます
        ELSE
                文      ・・・ 条件文がFALSE(偽)の時に実行されます
        ENDIF

構文3: 複数の条件文によって処理が分岐する場合

        IF(条件文1)
                文      ・・・ 条件文1が TRUE (真)の時に実行されます
        ELSEIF(条件文2)
                文      ・・・ 条件文2が TRUE (真)の時に実行されます
        ELSEIF(条件文2)
                文      ・・・ 条件文2が TRUE (真)の時に実行されます
        ENDIF

●補足

●使用例

次の例は "TSSX" という文字列を検索してその結果をMsgBox関数で表示しています。

        IF( Scan("TSSX") )
                MsgBox("ログオンが完了しました")
        ELSE
                MsgBox("ログオンは完了していません")
        ENDIF

WHILE

WHILE 文は条件文が TRUE(真)である間処理を繰り返します。


●構文

        WHILE (条件文)
                文1
                文2
                 :
        ENDWHILE

補足

●使用例

次の例は WHILE 文で無限ループを行い "TSSX" という文字列が見つかったら WHILE から抜けます。見つからなかったらキー入力可能になるのを待って WHILE 文の先頭に戻ります。

        WHILE( TRUE )

                IF( Scan("TSSX") )
                        MsgBox("ログオンが完了しました")
                        BREAKWHILE
                ELSE
                       Wait()
                       CONTINUE
                ENDIF

        ENDWHILE

GOTO

GOTO 文は指定ラベル位置の処理へジャンプします。


●構文

        GOTO(ラベル)
                文1
                文2
                 :
        ラベル:
                文x1
                文x2
                 :

●補足

●使用例

次の例では、現在キーボードロック状態の場合 ERR_KEYLOCK ラベルへジャンプします。

        IF( IsKeyboardLock() )
                GOTO(ERR_KEYLOCK)
        ENDIF
         [その他の処理]

        ERR_KEYLOCK:
                MsgBox("キー入力できない状態です.")