「Windowsファイアーウォール」が既定で有効になっています。このため、通信相手からの接続やリモート操作に失敗する場合があります。そのときの対処方法について、以下に説明します。
ホストとの接続でFNAonTCP/IP接続の着呼接続を利用する場合
ホストコンピュータとの接続においてFNAonTCP/IP接続で着呼接続を行ったとき、ホストコンピュータからの接続要求が「Windowsファイアーウォール」でブロックされ、接続に失敗する場合があります。
このような場合は、「D.2 「セキュリティが強化されたWindowsファイアーウォール」への登録」をご覧になり、着呼接続で利用するポート番号(492、または493)を許可してください。設定後は、現象が発生しなくなります。
セットアップユーティリティ(CSCONFIG.EXE,CSCFG64.EXE)コマンドを利用する場合
セットアップユーティリティ(CSCONFIG.EXE,CSCGF64.EXE)を利用して次のリモート操作を行ったとき、「Windowsファイアーウォール」でブロックされ、接続に失敗する場合があります。
「コンフィグレーションの選択」で[他のコンピュータ]を指定した場合
エラーメッセージの例:
コンフィグレーション情報を初期化できませんでした
[このコンピュータ]のコンフィグレーションに[他のコンピュータ情報]を設定し、コンフィグレーションメニューで[最新の情報を他のコンピュータに通知する]を選択した場合
エラーメッセージの例:
CsConfig ログ情報 YYYY/MM/DD HH:MM:SS(+0900) ローカルコンピュータ名 最新の情報を通知できませんでした[Computer = リモートコンピュータ名, Status = 1]
このような場合は、相手コンピュータの「Windowsファイアーウォール」で、「ファイルとプリンタの共有」を登録してください。登録後は、現象が発生しなくなります。
通信制御サービス管理コマンド(CSADMIN.EXE)を利用する場合
管理コマンド(CSADMIN.EXE)を利用してリモート操作を実行(コンピュータ名を指定)したとき、「Windowsファイアーウォール」でブロックされ、接続に失敗する場合があります。
エラーメッセージの例:
管理対象コンピュータへの接続に失敗しました (4, 210, 106, 00000035)
このような場合は、相手コンピュータの「Windowsファイアーウォール」で、「ファイルとプリンタの共有」を登録してください。登録後は、現象が発生しなくなります。
セットアップ情報の定義入出力コマンド(CSEXPORT.EXE,CSIMPORT.EXE)を利用する場合
セットアップ情報の定義入出力コマンド(CSEXPORT.EXE,CSIMPORT.EXE)を利用してリモート操作を実行(コンピュータ名を指定)したとき、「Windowsファイアーウォール」でブロックされ、接続に失敗する場合があります。
エラーメッセージの例:
リモートコンピュータへの接続に失敗しました。
このような場合は、相手コンピュータの「Windowsファイアーウォール」で、「ファイルとプリンタの共有」を登録してください。登録後は、現象が発生しなくなります。