ここでは、Oracle抽出レプリケーションで使用する抽出データ格納ファイルの容量の見積り方法について説明します。
Oracle抽出レプリケーションでの全件抽出時の容量見積り
差分抽出時の容量見積り
Oracle抽出レプリケーションにおける全件抽出時の抽出データ格納ファイルのサイズは、以下の見積り式に基づいて決定してください。
見積り式
抽出データ格納ファイル容量 = 表内レコード件数 × レコード長
参照
レコード長については、“コマンドリファレンス”の“抽出データの形式”を参照してください。
Oracle抽出レプリケーションにおいて、差分抽出時におけるデータベース抽出コマンドが抽出したデータを格納する抽出データ格納ファイルの容量は、対応する差分ログファイルの容量で見積りを行ってください。
注意
抽出データ格納ファイルは、レプリケーション業務を構成している各処理のうち、転送処理、格納処理のいずれかが一時的に失敗すると、新たな差分データが追加されます。このため、抽出データ格納ファイルの容量見積りには、追加される差分データについて考慮する必要があります。
参照
一時的な処理の失敗については“解説書”の“一時的な異常時のデータの流れ”を参照してください。