ログ取得トリガは、レプリケーション対象の表に対して、SQL文によるデータベースの更新操作が行われた場合に、更新前後の結果を更新ログとして取得するためのLinkexpress Replication optionが作成するシステムのトリガです。
ログ取得トリガは、抽出定義を行った場合に、対象の表に対して作成します。
ログ取得トリガは以下で構成されています。
種別 | 名前(デフォルト値) | 目的 |
---|---|---|
差分ログ取得トリガ | linkexpress_replication_option_log_acquisition_trigger | INSERT文、DELETE文、UPDATE文で差分ログを取得します |
TRUNCATE文操作ログ取得トリガ | linkexpress_replication_option_truncate_trigger | TRUNCATE文で差分ログを取得します |
複数のレプリケーションサービスの環境の抽出定義を、同じデータベースの表に対しそれぞれの抽出定義を行う場合には、ログ取得トリガの名前を表内で一意になるように名前を変更することで実現できます。
種別 | 変更方法 |
---|---|
差分ログ取得トリガ | 動作環境ファイルにログ取得トリガ名の接頭文字を指定 |
TRUNCATE文操作ログ取得トリガ |
参照
動作環境ファイルの指定方法については、“導入運用ガイド”を参照してください。
ログ取得トリガに対する、Symfoware Serverの機能を使用した操作について注意事項があります。
表のバックアップに定義情報が含まれる場合、バックアップを使用してリカバリを行った場合には、その表に対する抽出定義を再定義してください。
レプリケーション対象の表の削除や再定義を行う場合には、Symfoware Serverの機能でログ取得トリガを削除せずに、抽出定義の削除コマンド(lxrepdroコマンド)を実行してから、表の削除や再定義を行ってください。
ログ取得トリガについては、Symfoware Serverの機能を使った変更は行わないでください。
参照
抽出定義の削除コマンド(lxrepdroコマンド)については、“コマンドリファレンス”を参照してください。