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Interstage Business Application Server チューニングガイド
FUJITSU Software

2.1.1 DBへの事前コネクト数のチューニング

DBへの事前コネクト数を指定することで、ワークユニット(非同期ワークユニットまたは、CORBAワークユニット)の起動時にDBへの接続が自動的に行われ、データベースへの初回接続の性能が改善されます。事前コネクト数が少ない場合、業務運用中にデータベース接続処理が実行される可能性が高くなり、処理性能が低下する場合があります。一方、事前コネクト数が多い場合、データベースやアプリケーション連携実行基盤での消費資源が増加します。目安値を基準に、処理性能や消費資源のバランスが最適となるようチューニングしてください。


以下に使用するデータベースリソースの一覧を示します。作成したアプリケーションの種別を考慮し、事前コネクト数のチューニングを実施してください。

表2.1 非同期アプリケーション連携実行基盤で動作する業務アプリケーション

アプリケーション

フロー定義DB用データベースリソース

メッセージトラッキング用データベースリソース

メッセージ格納用データベースリソース

業務用データベース用データベースリソース

業務処理実行アプリケーション

×

注1

注2

注3

1メッセージトラッキング機能を使用する場合に使用します。
2メッセージとDBの整合性保証機能を使用する場合に使用します。
3アプリケーションで業務用データベースを使用する場合に使用します。

表2.2 同期アプリケーション連携実行基盤で動作する業務アプリケーション

アプリケーション

フロー定義DB用データベースリソース

メッセージトラッキング用データベースリソース

メッセージ格納用データベースリソース

業務用データベース用データベースリソース

サーバアプリケーション

×

×

×

注4

4 アプリケーションで業務用データベースを使用する場合に使用します。

以下に、事前コネクト数へ設定する値の目安を示します。