以下のように、アプリケーション連携実行基盤定義ファイルを作成します。
アプリケーション連携実行基盤定義ファイルはXML形式で記述します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <apfw-config> <!-- execution base definition --> <framework-config> <cobol-usage>by-request</cobol-usage> <init-term> <init-lib>libinit.so</init-lib> <term-lib>libterm.so</term-lib> <init-name>myInit</init-name> <term-name>myTerm</term-name> </init-term> <server-charset>UTF8</server-charset> <userwork-size>0</userwork-size> <max-thread>16</max-thread> </framework-config> <!-- database access definition --> <dbconnect-config> <dbinfo> <resource-name>gyoumudb</resource-name> <isolation-level >default</isolation-level> <preconnection>0</preconnection> <max-connection>10</max-connection> <idle-timeout>999</idle-timeout> <retry-connection>YES</retry-connection> <retryconnectinfo> <retry-interval>99</retry-interval> <retry-count>99</retry-count> </retryconnectinfo> </dbinfo> </dbconnect-config> <systemdb-config> </systemdb-config> <!-- preconnect queue list --> <notif-service-list> <send-queue> <destination>ResultQueue</destination> <destination>ErrorQueue</destination> </send-queue> </notif-service-list> </apfw-config> |
アプリケーション連携実行基盤定義ファイルの内容は、以下のとおりです。
タグ名:定義ファイルの中のXMLタグ名
値:定義ファイル内のXMLの値
意味:タグの意味
編集:値の編集可否(○:編集可能、×:編集不可能)
タグ名 | 値 | 意味 | 編集 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
apfw-config | framework-config | cobol-usage | 以下のいずれかを指定します。 by-request by-startup off | COBOL実行環境の開設・閉鎖設定を指定します。 | ○ | ||
init-term | init-lib | 初期処理ライブラリファイル名を指定します。 | 初期処理ライブラリファイル名を指定します。省略された場合、初期処理は行われません。 | ○ | |||
term-lib | 終了処理ライブラリファイル名を指定します。 | 終了処理ライブラリファイル名を指定します。省略された場合、終了処理は行われません。 | ○ | ||||
init-name | 初期処理名を指定します。 | 初期処理名を指定します。 | ○ | ||||
term-name | 終了処理名を指定します。 | 終了処理名を指定します。 | ○ | ||||
server-charset | 以下のいずれかを指定します。 SJISMS EUC UTF8 EUC UTF8 SJISMS UTF8 | 使用するコード系を指定します。 値を省略した場合、EUCを指定したものとみなされます。 値を省略した場合、UTF8を指定したものとみなされます。 値を省略した場合、SJISMSを指定したものとみなされます。 環境変数 LANG、NLS_LANGやCORBAアプリケーション情報定義ファイルのlocaleと統一したコード系を設定してください。 | ○ | ||||
userwork-size | 0~2147483647の数値を指定します。 | アプリケーション作業域サイズをバイト単位で指定します。アプリケーション作業域は、サーバアプリケーションで、プロセス単位に情報を共有するための領域です。初期処理で設定した値を、同一プロセスの各処理で参照する場合に使用し、サイズは必要に応じて1~2147483647バイトの任意のサイズを指定します。アプリケーション作業域を使用しない場合は0を指定し、値を省略した場合は、0を指定したものとみなします。 | ○ | ||||
max-thread | 1~2147483647の数値を指定します。 | スレッド最大数を指定します。 | ○ | ||||
dbconnect-config | dbinfo | resource-name | 任意のデータベースリソース定義名を指定します。 | データベースアクセス管理を行う対象の業務データベースのデータベースリソース名を指定します。 | ○ | ||
isolation-level | 以下のいずれかを指定します。 “default”(データベースの設定に従います) “Transaction-read-committed” “Transaction-read-uncommitted” “Transaction-repeatable-read” “Transaction-serializable” 初期値は[default]です。 | データベースのトランザクション分離レベルを指定します。 | ○ | ||||
preconnection | 0~最大コネクション数の範囲で整数値を指定します。 | プロセス起動時に確立するコネクション数を指定します。 | ○ | ||||
max-connection | 0~2147483647の範囲で整数値を指定します。 | 1つのプロセスでプーリングするコネクションの最大数を指定します。 | ○ | ||||
idle-timeout | 秒単位で指定します。 | プーリングコネクションの監視時間を指定します。プーリングされているコネクションが一定時間超過しても使用されない状態が続いている場合、コネクションを破棄します。 注意 ワークユニットをプロセスモードで運用する場合は、本パラメタは有効とならず、タイムアウト監視は行われません。 | ○ | ||||
retry-connection | 設定値は再接続を行う場合、YES、再接続を行わない場合、NOを記述します。 | コネクション再接続処理の有無を指定します。 | ○ | ||||
retryconnectinfo | retry-interval | 1~2147483647の値を指定します。 | 再接続時のインターバル時間(秒) | ○ | |||
retry-count | 1~2147483647の値を指定します。 | 再接続回数 | ○ | ||||
systemdb-config | 使用しません。 |
| × | ||||
notif-service-list | send-queue | destination* | 使用しません。 |
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