アプリケーション連携実行基盤が使用するデータベースをクラスタ構成で利用する場合、以下の注意事項があります。
クラスタの各ノード(運用待機型の場合は、運用ノードと待機ノードの意味)において、データベースの内容が常に同一となるようにデータベースを設定してください。
データベースにSymfowareを使用して、Symfowareが動作するサーバにおいてSymfowareのネーミングサービスを起動する場合、以下の方法でSymfowareのネーミングサービスのPIDを特定した後、クラスタ製品が提供するコマンドおよび状態遷移プロシジャなどで生存監視を行ってください。
ps -eo "pid,args" | grep "fujitsu.symfoware." | grep -v grep |
以下に、PRIMECLUSTERにおける状態遷移プロシジャの例(Symfowareのネーミングサービスの生存監視部分)を示します。
# Set Functions |
# Set Functions |
状態遷移プロシジャのサンプルを以下で提供します。使用する環境に合せて、状態遷移プロシジャを修正してください。
/opt/FJSVibs/etc/HA/APFW_NS_INTERSTAGE |
状態遷移プロシジャ内のSTART_OPTにSymfowareのネーミングサービスが使用するポート番号を記述します。
以下に、ポート番号10326を指定した例を示します。
START_OPT=" 10326" |
Symfowareのネーミングサービスの詳細については、“B.2 ネーミングサービスの起動”を参照してください。
注意
状態遷移プロシジャのサンプルでは、Symfowareのネーミングサービスがすでに起動済みの場合、PRIMECLUSTER のclmonprocコマンドの実行に失敗する場合があります。サンプルを登録したuserApplication の起動時に以下のエラーが発生した場合は、すでにSymfowareのネーミングサービスが起動されていなかったか確認し、userApplicationを再度起動してください。
FJSVcluster: ERROR: clmonproc: 6003: Error in option specification. (option:XXXXX(注))
注)XXXXXには数値が出力されます