高信頼性ログのエントリの見積もり
エクスポートユーティリティでは、FULL状態となった高信頼性ログのエントリのみを退避するため、運用に応じて高信頼性ログのエントリの見積もりをする必要があります。
高信頼性ログのエントリの見積もり方法については“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“ユーザログテーブルの容量見積もり式”を参照してください。
エクスポートユーティリティが使用するディスク容量の見積もり
エクスポートユーティリティが使用するディスク容量は以下の出力ファイルのサイズを元に見積もってください。
入出力ファイル | 出力ディレクトリ | 見積もり |
---|---|---|
退避データファイル | ユーザ任意 | 1回の実行で出力される退避データファイルはエントリサイズを元に以下の計算式で見積もってください。 エントリサイズ * エントリ数 * 安全率(1.5以上) |
抽出データファイル | ユーザ任意 | 1回の実行で出力される抽出データファイルは以下の計算式で見積もってください。 ユーザログ本文の最大長 * ユーザログレコード数 * 安全率(1.5以上) |
トランザクション未完了データファイル |
| トランザクション未完了データファイルは以下の計算式で見積もってください。 (ユーザログレコードの最大長 + 制御情報長(64byte)) * トランザクションが完了するまでに出力されるユーザログレコードの総数 |
破棄データファイル |
| 破棄データファイルは以下の計算式で見積もってください。 ユーザログレコードの最大長 * トランザクションが完了するまでに出力されるユーザログレコードの総数 |
内部作業ファイル | ユーザ任意 | 内部作業ファイルは以下の計算式で見積もってください。 (Σ退避データファイル * 安全率(2.4以上))+(トランザクション未完了データファイル * 安全率(1.2以上)) (注3) |
注1) Symfoware Serverを利用し、RDBシステム名を付加しない運用を行った場合、RDBシステム名に固定値“RDBII”が設定されます。
注2) 指定したディレクトリに対し、所有者および所有グループをInterstage運用グループにしてください。また、ディレクトリのアクセス権は“770”に設定してください。
注3) 対象のDSI数分見積もる必要があります。
エクスポートユーティリティが抽出処理で使用するメモリ容量の見積もり
エクスポートユーティリティが抽出処理で使用するメモリ容量は以下をもとに見積もってください。
Σ退避データファイル+トランザクション未完了データファイル * 安全率(1.5)
注意
使用可能な物理メモリ量を超えて作業域を指定すると、性能が劣化することがあります。
使用可能な物理メモリ量を超えないように指定してください。
指定されたメモリ量を超えた場合には、内部作業ファイルを使用します。