クライアントアプリケーション(Java)は、一般的なWebアプリケーションやEJBアプリケーションとして作成してください。環境作成の詳細は、使用するアプリケーションの形態に応じて本製品に同梱されているInterstage Application Serverのマニュアルを参照してください。
なお、クライアントアプリケーションを実行する場合には以下の環境設定を行ってください。
■IJServerクラスタで同期アプリケーション連携実行基盤を呼び出す場合
◆クラスパス
クラスパスに以下のjarファイルを追加してください。
/opt/FJSVibs/lib/apfwibscm.jar /opt/FJSVibs/lib/apfwibssc.jar |
[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\lib\apfwibscm.jar [Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\lib\apfwibssc.jar |
Interstage Java EE管理コンソールの以下の箇所で設定します。
[設定] > [クラスタ名-config] > [JVM 設定] > [パス設定]タブ > [JVM クラスパス設定] > [クラスパスのサフィックス]
◆ネイティブライブラリパス
ネイティブライブラリパスに以下のパスを追加してください。
/opt/FJSVibs/lib |
Interstage Java EE管理コンソールの以下の箇所で設定します。
[設定] > ["IJServerクラスタ名"-config] > [JVM 設定] > [パス設定]タブ > [ネイティブライブラリパスのサフィックス]
Java EE上で同期Javaクライアントを使用する場合、CORBAサービスのポート番号をIJServerクラスタのJavaVMオプションに設定してください。JavaVMオプションより取得できない場合は8002番ポートで接続を試みます。ポート番号に誤りがあり接続できなかった場合はエラーになります。
JavaVMオプションにポート番号を設定するためのJavaVMオプションのキーは以下になります。
ポート番号
com.fujitsu.interstage.apfw.server.port=[接続先のポート番号(※)] |
(※)CORBAサービスのデフォルトポート番号は8002
Interstage Java EE管理コンソールの以下の箇所で設定します。
[設定] > ["IJServerクラスタ名"-config] > [JVM 設定] > [JVM オプション]タブ > [JVM オプション]
注意
JavaEE実行環境の設定方法等の詳細な情報や注意点は“Interstage Application Server Java EE運用ガイド”を参照してください。
■クライアントアプリケーションをWebアプリケーションまたはEJBアプリケーションとして作成し、J2EEのIJServerに配備した場合
◆クラスパス
クラスパスに以下のjarファイルを追加してください。
/opt/FJSVibs/lib/apfwibscm.jar /opt/FJSVibs/lib/apfwibssc.jar |
[Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\lib\apfwibscm.jar [Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\lib\apfwibssc.jar |
Interstage管理コンソールの以下のどちらかの箇所で設定します。
[システム] > [環境設定]タブ > [J2EEプロパティ]のクラスパス
[システム] > [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定]タブ > [ワークユニット設定]のクラスパス
◆ライブラリパス
ライブラリパスに以下のパスを追加してください。
/opt/FJSVibs/lib |
Interstage管理コンソールの以下の箇所で設定します。
[システム] > [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定]タブ > [ワークユニット設定]のライブラリパス
■クライアントアプリケーションをJavaアプリケーションとして作成し実行する場合
◆Java VMに設定するオプション
Java VMに以下のオプションを追加してください。
プロパティ名 | 設定値 |
---|---|
org.omg.CORBA.ORBClass | com.sun.corba.ee.impl.orb.ORBImpl |
org.omg.CORBA.ORBSingletonClass | com.sun.corba.ee.impl.orb.ORBSingleton |
com.fujitsu.interstage.apfw.msync.ins | yes |
com.fujitsu.interstage.apfw.server.port | [接続先のポート番号(※)] |
※) CORBAサービスのデフォルトポート番号は8002
◆クライアントアプリケーションを実行するシェル、バッチに設定するクラスパス
クラスパスに以下のjarファイルを追加してください。
/opt/FJSVisjee/lib/appserv-rt-client.jar /opt/FJSVibs/lib/apfwibscm.jar /opt/FJSVibs/lib/apfwibssc.jar |
[Interstageのインストールディレクトリ]\F3FMisjee\lib\appserv-rt-client.jar [Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\lib\apfwibssc.jar |
◆クライアントアプリケーションを実行するシェルに設定する環境変数
クライアントアプリケーションを実行するJDK/JREを選択するため、環境変数PATHを設定します。選択するJDK/JREは、Interstage Application Serverに同梱しているJDK6、またはJRE6としてください。
例
JDK6 (bash、Bシェル、およびKシェルの場合)
PATH=/opt/FJSVawjbk/jdk6/bin:$PATH ; export PATH |
JDK6 (csh、tcshの場合)
setenv PATH /opt/FJSVawjbk/jdk6/bin:$PATH |
JRE6 (bash、Bシェル、およびKシェルの場合)
PATH=/opt/FJSVawjbk/jre6/bin:$PATH ; export PATH |
JRE6 (csh、tcshの場合)
setenv PATH /opt/FJSVawjbk/jre6/bin:$PATH |
クライアントアプリケーションを実行するために必要なライブラリパスを設定します。
(bash、Bシェル、およびKシェルの場合)
LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVibs/lib:$LD_LIBRARY_PATH ; export LD_LIBRARY_PATH |
(csh、tcshの場合)
setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVibs/lib:$LD_LIBRARY_PATH |