COBOLを利用した業務アプリケーションが、Symfoware Serverに接続する場合に必要となるクライアント用の動作環境ファイルの作成について説明します。
COBOLを利用した業務アプリケーションを使用して、業務データベースまたはメッセージトラッキング機能を利用する場合には、以下の手順によりクライアント用の動作環境ファイルを作成します。
ポイント
クライアント用の動作環境ファイルのパス名とファイル名を確認するには、システム構築シートから出力された“ワークユニット定義ファイル”のSQLRTENV環境変数の指定値を参照します。
クライアント用の動作環境ファイルには、Symfoware Serverに接続するために最低限必要なパラメタが記載されています。業務アプリケーションが行うデータベースの操作内容によっては、パラメタを追加する必要がありますので、必要に応じてクライアント用の動作環境ファイルを編集してください。クライアント用の動作環境ファイルに指定できるパラメタの詳細については、Symfoware Serverのマニュアル“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”を参照してください。
システム構築シート、アプリケーションサーバ環境セットアップコマンドが出力するクライアント用の動作環境ファイルの内容については、“E.3.2 データベースアクセス環境の作成”で説明しています。異常発生時におけるデータベース接続環境の妥当性を確認する場合に参照してください。
■クライアント用の動作環境ファイルの作成
システム構築シートから出力されたクライアント用の動作環境ファイルを実行環境に複写します。
例
cp fssqlenvc /opt/FJSVibs/var/deployment/mlserver/COBOLASYNC/current/. |
copy fssqlenvc [Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\var\deployment\mlserver\COBOLSAMPLESV\current\ |
■クライアント用の動作環境ファイルの編集
クライアント用の動作環境ファイルを編集し、メッセージトラッキングDBに接続するための情報を追加します。なお、メッセージトラッキング機能を利用しない場合は以下の作業を行う必要はありません。
メッセージトラッキングDBに接続するための情報は、“8.4 アプリケーションサーバ環境セットアップコマンドを利用した環境作成”で作成されています。メッセージトラッキングDBに接続するための情報をクライアント用の動作環境ファイルに追加してください。
例
cat /opt/FJSVibs/etc/setup/fssqlenvc_def/fssqlenvc_track.apfwtrkdb >>/opt/FJSVibs/var/deployment/mlserver/COBOLASYNC/current/fssqlenvc |
type [Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\etc\setup\fssqlenvc_def\fssqlenvc_track.apfwtrkdb >> [Interstageのインストールディレクトリ]\BAS\var\deployment\mlserver\COBOLASYNC\current\fssqlenvc |