Oracleを利用してメッセージとDBの整合性保証機能を使用する場合、ネットサービス名による業務用データベースへの接続を行うため、イベントチャネル運用サーバにおいてネットサービス名の設定を行う必要があります。ネットサービス名の設定例を以下に示します。
なお、Oracleが提供する Oracle Net Managerを利用し、ネットサービス名を作成する場合のコマンドの実行例を示します。詳細については、Oracleマニュアル“Net Services管理者ガイド”を参照してください。
netmgr |
注意
メッセージ格納DB運用サーバとイベントチャネル運用サーバが異なるサーバの場合、イベントチャネル運用サーバにOracleクライアント(またはサーバ)のインストールが必要です。
Oracleをインストールする際、Oracle Net Managerを選択し、インストールされている必要があります。
Symfoware Serverを利用してメッセージとDBの整合性保証機能を使用する場合には設定の必要はありません。
業務用データベースサーバ名 | USERDBServer |
プロトコル | TCP |
ポート番号 | 1521 |
SID | USERDB |
ネットサービス名 | USERDB_CONNSTR |
USERDB_CONNSTR = (DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP) (HOST = USERDBServer) (PORT = 1521) ) (CONNECT_DATA = (SERVER = DEDICATED) (SERVICE_NAME = USERDB) ) ) |
ポイント
Oracleが提供するネットサービス名の定義ファイル(tnsnames.ora)は、通常、Oracle製品インストール時に作成される$ORACLE_HOME/network/adminディレクトリに配置されています。
ネットサービス名の設定を終えた後、イベントチャネル運用サーバからのネットサービス名による接続確認を行います。以下に例を示します。詳細については、Oracleマニュアル“SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス”を参照してください。
sqlplus /nolog SQL> CONNECT system/manager@USERDB_CONNSTR |
イベントチャネル運用サーバから、ネットサービス名(上記例では USERDB_CONNSTR)を指定した接続が正常に行われることを確認してください。