Windows Server 2003およびWindows XP Professionalで提供されているリモートデスクトップ接続機能において、コンソールセッションに接続したユーザがいると、以下の機能が使用できません。
アプリケーション管理機能のアプリケーション検出機能
資源配付機能によるインベントリ収集機能
対象バージョンレベル
アプリケーション管理機能のアプリケーション検出機能
Windows版:V10.0L10~V12.0L11
部門管理サーバ/業務サーバ/運用管理クライアント/クライアント
資源配付機能によるインベントリ収集機能
Windows版:V10.0L10~V12.0L11
部門管理サーバ/業務サーバ/運用管理クライアント/クライアント
Solaris版:10.0~12.1
運用管理クライアント/クライアント
Linux版:V11.0L10~V12.0L10
運用管理クライアント/クライアント
Linux for Itanium版:V12.0L10
運用管理クライアント/クライアント
原因
インベントリ情報収集機能において、コンソールからの起動であるにもかかわらず、ターミナルクライアントからの起動と判断して処理を抑止しているため、インベントリ情報収集機能を使用している各機能が使用できなくなります。
確認ポイント
収集対象のシステムにリモートデスクトップ接続でコンソールセッションに接続したユーザがいるかどうかを確認してください。
Windows Server 2003 では、[管理ツール]-[ターミナルサービスマネージャ]の[セッション]タブの[ID]が0の[セッション]が“Console”以外の場合にコンソールセッションに接続していると判断できます。
対処方法
アプリケーション検出は、リモートデスクトップ接続のコンソールセッションに接続しているユーザがいないことを確認した上で実施してください。
インベントリ収集は、次回のスケジュール時にリモートデスクトップ接続でコンソールセッションに接続しないようにしてください。