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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Software Delivery トラブルシューティングガイド資源配付編
FUJITSU Software

8.1.7 “実行可能ファイル名”が異なる場合、同じ“製品名”であっても別の製品として情報収集される

“実行可能ファイル名”(実際はレジストリキー名)が異なる場合、同じ“製品名”であっても別の製品として情報収集されることがあります。

製品名が"McAfee VirusScan"が2つ存在し、実行可能ファイル名の以下の下線部分が異なっている。

"HKEY_LOCAL_MACHINE\SoftWare\Microsoft\Windows\CurrentVersion\
Uninstall\{3293F6DE-DFF8-42B2-AA75-A9B96F116142}"
          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
"HKEY_LOCAL_MACHINE\SoftWare\Microsoft\Windows\CurrentVersion\
Uninstall\{CD2058CE-4C12-47AD-BC67-F02CA438FB52}"
          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

対象バージョンレベル

確認ポイント

レジストリ情報に何らかの理由で同一ソフト(DisplayName)に対し複数の“実行可能ファイル名”が存在していませんか。

対処方法

該当するクライアントのコンピュータで、[アプリケーションの追加と削除]を確認してください。

備考

Systemwalkerの仕様は以下の通りです。

  1. クライアントのインベントリ通知時刻が経過すると資源配付機能からインベントリ機能へインベントリ収集を依頼します。

  2. インベントリ機能側でインベントリ情報のソフトウェア情報を収集します。

    インベントリ情報のソフトウェア情報は、[アプリケーションの追加と削除]と同様に、以下のレジストリに登録された情報を参照して、情報を収集しています。

    HKEY_LOCAL_MACHINE
      \SoftWare
        \Microsoft
          \Windows
            \CurrentVersion
              \Uninstall

    “実行可能ファイル名”(実際はレジストリキー名)が異なる場合、同じ“製品名”であっても、別の製品と認識して情報収集する仕様です。

  3. 資源配付側でインベントリ機能側から貰ったソフトウェア情報と、前回通知したソフトウェア情報があれば差分を採取して、差分レコードを生成します。

  4. 差分レコードをソフトウェア情報として、接続先サーバへ通知します。