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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Software Delivery トラブルシューティングガイド資源配付編
FUJITSU Software

4.3.19 メンテナンス版数の削除をサーバとクライアントで実行したが、クライアントでダウンロードを実行すると削除したはずのメンテナンス版数がダウンロードされてしまう

原因

クライアント適用資源のメンテナンス版数の削除時に、削除する資源の範囲で「全世代」を指定すると、クライアント用のメンテナンス版数資源であるSYSLEVELに登録された資源が削除されません。
また、SYSLEVELの表示および操作は、資源配付のコマンドでサポートしており、資源配付GUIでは未サポートです。そのため、メンテナンス版数はサーバ上から削除されているように見えますが、実際はSYSLEVELの資源が登録されたままの状態になっており、クライアントでダウンロードが実行されてしまいます。

確認ポイント

ダウンロード先のサーバに、クライアント用メンテナンス版数であるSYSLEVEL資源グループが登録されていますか。

確認方法:サーバ上で"drmslst -a sys -k own"コマンドを実行してください。
出力されたリスト情報に、SYSLEVELの資源グループが存在しているでしょうか。

資源配付GUIからのメンテナンス版数の削除で、削除する資源の範囲で「全世代」と指定しましたか。

対処方法

本現象が発生した場合は、SYSLEVELの登録情報は資源配付GUIから削除できないため、サーバのコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してください。コマンドを実行すると、サーバのSYSLEVELに登録されている登録情報が削除されます。

"drmsdlt -arsc -gSYSLEVEL -v[バージョン・レベル名]"

なお、上記コマンドにより復旧させた後は、資源配付GUIでクライアント適用資源のメンテナンス版数を削除する際は、削除する資源の範囲で「全世代」を指定せずに、以下を指定するようにしてください。