原因
以下の設定の場合、名前解決できたホスト名とサーバ上のクライアント定義のノード名が一致しないと、自動的にサーバ上に『ホスト名』でシステム定義され、本事象が発生します。
サーバ上でシステム名(クライアント名)とノード名は任意の名称で設定
"syscheck=AUTO"の指定
クライアントがサーバにダウンロード依頼を行なった時、クライアントの名前解決できるホスト名(コンピュータ名運用にチェックしていない)でサーバに接続します。その時、サーバに定義しているクライアントのシステム定義の『ノード名』と比較して、クライアントから受けた『ホスト名』の情報と一致するかどうかをチェックします。
本来、『ノード名』と『ホスト名』が一致しない場合は、自動的にシステム名を追加する運用(syscheck=AUTO)であれば、ホスト名でシステム名が追加されます。
対処方法
hostsファイルへ登録しているホスト名と、サーバに定義されているクライアント名のノード名を一致させて定義してください。
発生事例
クライアントからサーバへ接続された時、サーバ上のノード名情報『クライアント1』とホスト名『client1』情報を比較しましたが、サーバ上に『client1』といったクライアントの定義がないため、『client1』のシステム定義がされます。
【サーバの環境】
<DRMS編集ファイル>
syscheck = YES,AUTO
<クライアント定義>
クライアント名: クライアント1
ノード名 :(サーバ名と同じ)
<hostsファイル/DNSの設定>
10.10.10.10 client1
※コンピュータ名運用の場合、クライアントは『client1』でサーバに接続します。
※コンピュータ名運用ではない場合、クライアントは『10.10.10.10』でサーバに接続します。