確認ポイント
<drmslst -a rmsの表示例> ●:問題個所を示す RMS00042 * 1 RMS00041 * 1 |
対象バージョンレベル
V5.0L10以降
5.0以降
原因
資源配付機能では、メンテナンス版数が存在する場合、メンテナンス版数自体に、資源グループ内の最新世代は現在どの世代かという情報を記憶しています。
メンテナンス版数内の資源グループの最新世代が削除されてしまうと、現状存在する世代情報が正確ではないと判断するため、過去のメンテナンス版数に登録済みの資源グループ内の全世代情報も含めて登録してしまいます。
例:資源グループAの最新世代をGEN00042(メンテナンス版数の世代RMS00042に登録済)とした場合
世代GEN00042もRMS00042もそのままある状態で、次のGEN00043を登録しRMS00043に登録した場合
→ RMS00043には、GEN00043だけが登録される。(正常)
世代GEN00042を消去してRMS00042も削除して、次のGEN00043を登録しRMS00043に登録した場合
→ RMS00043には、GEN00043だけが登録される。(正常)
世代GEN00042を消去してRMS00042を削除しないで、次のGEN00043を登録しRMS00043に登録した場合
→ RMS00043には、GEN00001(最古の世代)~GEN00041とGEN00043が登録されてしまう。(本事例パターン)
確認ポイント
削除対象の資源グループの該当世代は、既にメンテナンス版数のある世代に登録済の状態であるが、メンテナンス版数の該当世代を削除せずに、資源グループの該当世代だけを過去に削除したことはないですか。
対処方法
以下の方法でメンテナンス版数を再度登録し直してください。
過去の資源グループ世代が登録されたメンテナンス版数の世代を削除する。
削除してしまった資源グループ内の世代を再登録する。
次世代の版数内資源を登録する。
登録しようとしていたメンテナンス版数を再度登録する。