対象バージョンレベル
V5.0L10~V11.0L10
原因
インストール時、資源配付機能を選択した場合に、簡易資源配付機能だけで使用する共有フォルダ(MPCMINST)を設定したためです。
確認ポイント
以下の共有設定について、確認してください。
簡易資源配付機能の導入確認
スタートメニュー[環境設定]-[デスクトップ管理クライアント設定]があれば、簡易資源配付機能は導入済みです。存在しなければ導入されていません。
共有設定の確認
以下のどちらかの方法で共有設定を確認してください。
エクスプローラによる確認
Systemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\Mpcompsv\Mpcminstに共有設定が行なわれていることを確認します。
コマンドによる確認
コマンドプロンプトから、“net share”コマンドを起動し、その結果に共有フォルダ(共有名:MPCMINST)の存在を確認します。
対処方法
簡易資源配付機能が未導入の場合に共有フォルダ(MPCMINST)を設定している場合は、共有を解除してください。セキュリティの脆弱性も低くなります。
共有解除の方法
以下のどちらかの方法で共有を解除してください。
エクスプローラからの解除
Systemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\Mpcompsv\Mpcminstに設定された共有設定を解除します。
コマンドからの解除
コマンドプロンプトから、“net share 共有名(MPCMINST) /delete”コマンドを起動し、その結果、共有フォルダ(共有名:MPCMINST)の存在が無いことを確認します。
補足
簡易資源配付機能だけで必要な共有設定のため、設定自体を手動で解除することに問題はありません。また、設定をそのままの状態にしても、運用管理サーバ上のファイルが更新、削除される等の問題は発生しません。