環境設定ファイルで、以下の設定を行うことができます。ディスク容量の詳細は、“システム設計ガイド”の“必要な資源の見積もり”を参照してください。
作業用ディレクトリのパス
作業用ディレクトリのパスを指定します。インストール時のデフォルトは以下のとおりです。
[データ管理用ディレクトリ]\tmp
[データ管理用ディレクトリ]/tmp
STKデータ管理用ディレクトリのパス
STKデータ管理用ディレクトリのパスを指定します。インストール時のデフォルトは以下のとおりです。
[データ管理用ディレクトリ]\datamng\stk
[データ管理用ディレクトリ]/datamng/stk
中間データ用ディレクトリのパス
中間データ用ディレクトリのパスを指定します。インストール時のデフォルトは以下のとおりです。
[データ管理用ディレクトリ]\datamng\work
[データ管理用ディレクトリ]/datamng/work
ビルトインデータ管理用ディレクトリのパス
ビルトインデータ管理用ディレクトリのパスを指定します。インストール時のデフォルトは以下のとおりです。
[データ管理用ディレクトリ]\builtin
[データ管理用ディレクトリ]/builtin
ログの最大サイズ
ログの最大サイズを指定します。インストール時のデフォルトは10MBです。選択できる範囲は、“第7章 運用時ログ”を参照してください。
ログのバックアップ世代数
ログのバックアップ世代数を指定します。インストール時のデフォルトは3です。選択できる範囲は、“第7章 運用時ログ”を参照してください。
環境設定ファイルの格納場所
環境設定ファイルの格納場所は以下のとおりです。
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\etc\ibams.properties
/opt/FJSVbamsr/etc/ibams.properties
環境設定ファイルのフォーマット
環境設定ファイルのフォーマットは以下のとおりです。
キー=設定値
キー名は以下のとおりです。
項目 | キー名 |
---|---|
作業用ディレクトリのパス | com.fujitsu.interstage.bams.env.work.path |
STKデータ管理用ディレクトリのパス(※1) | com.fujitsu.interstage.bams.datamanager.stk.path |
中間データ用ディレクトリのパス(※1) | com.fujitsu.interstage.bams.datamanager.work.path |
ビルトインデータ管理用ディレクトリのパス(※2) | com.fujitsu.interstage.bams.datamanager.builtin.mng.path |
ログの最大サイズ | com.fujitsu.interstage.bams.publicationlog.output.size |
ログのバックアップ世代数 | com.fujitsu.interstage.bams.publicationlog.output.backup |
※1:変更する場合は、元のディレクトリの中身を、変更後のディレクトリにコピーしてください。
※2:変更する場合は、元のディレクトリの中身を、変更後のディレクトリにコピーしてください。プレゼンテーション機能で分析結果を表示するための定義(収集条件)の変更を、ダッシュボードの運用管理者に依頼してください。詳細は、“プレゼンテーション構築ガイド”の“チャート関連の表示定義テンプレートのインポート・カスタマイズ”を参照してください。
環境設定ファイルの変更手順
環境設定の変更手順を説明します。
分析サーバを停止します。停止方法は、“2.2 分析サーバの停止”を参照してください。
環境設定ファイルを編集します。編集方法は、“環境設定ファイルの編集方法”を参照してください。
分析サーバを起動します。起動方法は、“2.1 分析サーバの起動”を参照してください。
環境設定ファイルの編集方法
テキストエディタ等で環境設定ファイルを開き、編集します。
各キーが記載されている行の先頭が“#”の場合は、“#”を削除し、“=”の右辺に指定したい値を記述してください。デフォルト値から変更したい行だけを編集できます。
設定ファイルでは、パスの区切り文字は、“\\”または、“/”を使用してください。
ログの最大サイズには、数値だけを記載してください。単位は、“MB”です。
行の先頭に“#”を書くとコメント行になります。
例
com.fujitsu.interstage.bams.env.work.path=D:/Fujitsu/IBAMS/WORK/ com.fujitsu.interstage.bams.publicationlog.output.size=100 #com.fujitsu.interstage.bams.publicationlog.output.backup=
注意
不適切な値を記述した場合の動作は、以下のとおりです。
作業用ディレクトリのパス
存在しないディレクトリを指定された場合、新たにディレクトリを作成します。
ログの最大サイズ
指定可能範囲外の値を指定された場合、デフォルト値(10MB)で動作します。
ログのバックアップ世代数
指定可能範囲外の値を指定された場合、デフォルト値(3)で動作します。