バックアップした情報をリストアします。セットアップが完了した状態の環境にリストアできます。
運用開始後にリストアすると、それまでの作成した分析フローや分析結果(ビルトインデータストア)が削除され、リストアしたものだけになります。
分析サーバのリストア手順は以下のとおりです。
OSの管理者権限を持ったユーザーで分析サーバのマシンにログインします。
バックアップした情報をリストアします。
分析サーバシステム管理コマンド(ibamssystemmgr)の「restore」サブコマンドを実行します。分析サーバシステム管理コマンド(ibamssystemmgr)を実行すると、分析サーバが停止します(分析サーバが停止状態の場合、エラーメッセージが表示されますが、リストア処理は継続します)。
以下のコマンドを実行します。
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\bin\ibamssystemmgr.bat restore -directory "バックアップデータ格納先ディレクトリ1" [-password プレゼンテーション機能の管理者パスワード]
/opt/FJSVbamsr/bin/ibamssystemmgr restore -directory "バックアップデータ格納先ディレクトリ1" [-password プレゼンテーション機能の管理者パスワード]
プレゼンテーション機能の管理者パスワードには、リストア先環境のパスワードを指定します。リストア後には、バックアップ時のプレゼンテーション機能の管理者パスワードに変更されます。
標準出力にメッセージが出力されることを確認します。
リストアに成功した場合、標準出力に以下のメッセージが出力されます。
[04/01/2013_00:00:00] FSP_IBAMS_COMMAND: INFO: 20203: リストアが正常に終了しました。
注意
リストアが正常に行われた場合でも、以下のメッセージが表示されることがあります。以下のメッセージが出力されている場合は関連サービスが停止しているため、関連サービスを起動してください。
「-> Starting the presentation's background service for Business Analytics Modeling Server failed.」
以下のコマンドを実行して関連サービスを起動してください。
net start "IBAMS.EFServer"
/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/etc/FJSVibpma.server start
「-> Starting the presentation's server for Business Analytics Modeling Server failed.」
以下のコマンドを実行して関連サービスを起動してください。
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\tools\FJSVibpma\ibpmm\bpmm\bin\aps_start.bat
/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/bin/aps_start.sh
リストアに失敗した場合、標準エラー出力にメッセージが出力されます。エラーの内容と対処方法については、“メッセージ集”を参照してください。
エラーの原因に対処した後、再度コマンドを実行してください。ただし、下記のメッセージが出力されている場合は、関連サービスが停止しているため、コマンドを実行する前に関連サービスを起動してください。
「-> ERROR:Failed in copying resources. errorlevel:[エラーコード]」
以下のコマンドを実行して関連サービスを起動してください。
net start "IBAMS.EFServer"
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\tools\FJSVibpma\ibpmm\bpmm\bin\aps_start.bat
/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/etc/FJSVibpma.server start
/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/bin/aps_start.sh
分析結果(ビルトインデータストア以外)をリストアします。
出力データストアがファイルの場合、バックアップしたファイルを手動でコピーしてください。
注)バックアップ時のコピー元のパスと同じになるようにしてください。
出力データストアがデータベースの場合、データベースのリストアを実施してください。
注)バックアップした分析結果で使っていたテーブルと同じ名前のテーブルがリストア先にある場合は、その表から既存のレコードを削除してからリストアしてください。既存のレコードが必要な場合は、そのバックアップをとってください。
ユーザー辞書をリストアします。
単語/同義語ユーザー辞書、ネガポジユーザー辞書を利用している場合、バックアップしたファイルを手動でコピーしてください。
注)バックアップ時のコピー元のパスと同じにしてください。
分析サーバを起動します。詳細は、“2.1 分析サーバの起動”を参照してください。