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Interstage Business Analytics Modeling Server V1.0.1 運用ガイド
FUJITSU Software

6.3.4 分析フロー・分析結果のリストア

バックアップした情報をリストアします。セットアップが完了した状態の環境にリストアできます。
運用開始後にリストアすると、それまでの作成した分析フローや分析結果(ビルトインデータストア)が削除され、リストアしたものだけになります。

分析サーバのリストア手順は以下のとおりです。

  1. OSの管理者権限を持ったユーザーで分析サーバのマシンにログインします。

  2. バックアップした情報をリストアします。
    分析サーバシステム管理コマンド(ibamssystemmgr)の「restore」サブコマンドを実行します。分析サーバシステム管理コマンド(ibamssystemmgr)を実行すると、分析サーバが停止します(分析サーバが停止状態の場合、エラーメッセージが表示されますが、リストア処理は継続します)。
    以下のコマンドを実行します。

    Windows[インストール先ディレクトリ]\Runtime\bin\ibamssystemmgr.bat restore -directory "バックアップデータ格納先ディレクトリ1" [-password プレゼンテーション機能の管理者パスワード]
    Linux/opt/FJSVbamsr/bin/ibamssystemmgr restore -directory "バックアップデータ格納先ディレクトリ1" [-password プレゼンテーション機能の管理者パスワード]

    プレゼンテーション機能の管理者パスワードには、リストア先環境のパスワードを指定します。リストア後には、バックアップ時のプレゼンテーション機能の管理者パスワードに変更されます。

  3. 標準出力にメッセージが出力されることを確認します。
    リストアに成功した場合、標準出力に以下のメッセージが出力されます。

    [04/01/2013_00:00:00] FSP_IBAMS_COMMAND: INFO: 20203: リストアが正常に終了しました。

    注意

    • リストアが正常に行われた場合でも、以下のメッセージが表示されることがあります。以下のメッセージが出力されている場合は関連サービスが停止しているため、関連サービスを起動してください。

      • 「-> Starting the presentation's background service for Business Analytics Modeling Server failed.」
        以下のコマンドを実行して関連サービスを起動してください。

        Windowsnet start "IBAMS.EFServer"
        Linux/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/etc/FJSVibpma.server start
      • 「-> Starting the presentation's server for Business Analytics Modeling Server failed.」
        以下のコマンドを実行して関連サービスを起動してください。

        Windows[インストール先ディレクトリ]\Runtime\tools\FJSVibpma\ibpmm\bpmm\bin\aps_start.bat
        Linux/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/bin/aps_start.sh
    • リストアに失敗した場合、標準エラー出力にメッセージが出力されます。エラーの内容と対処方法については、“メッセージ集”を参照してください。
      エラーの原因に対処した後、再度コマンドを実行してください。ただし、下記のメッセージが出力されている場合は、関連サービスが停止しているため、コマンドを実行する前に関連サービスを起動してください。

      • 「-> ERROR:Failed in copying resources. errorlevel:[エラーコード]」
        以下のコマンドを実行して関連サービスを起動してください。

        Windowsnet start "IBAMS.EFServer"
        [インストール先ディレクトリ]\Runtime\tools\FJSVibpma\ibpmm\bpmm\bin\aps_start.bat
        Linux/opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/etc/FJSVibpma.server start
        /opt/FJSVbamsr/tools/FJSVibpma/ibpmm/bin/aps_start.sh
  4. 分析結果(ビルトインデータストア以外)をリストアします。

    • 出力データストアがファイルの場合、バックアップしたファイルを手動でコピーしてください。
      注)バックアップ時のコピー元のパスと同じになるようにしてください。

    • 出力データストアがデータベースの場合、データベースのリストアを実施してください。
      注)バックアップした分析結果で使っていたテーブルと同じ名前のテーブルがリストア先にある場合は、その表から既存のレコードを削除してからリストアしてください。既存のレコードが必要な場合は、そのバックアップをとってください。

  5. ユーザー辞書をリストアします。
    単語/同義語ユーザー辞書、ネガポジユーザー辞書を利用している場合、バックアップしたファイルを手動でコピーしてください。
    注)バックアップ時のコピー元のパスと同じにしてください。

  6. 分析サーバを起動します。詳細は、“2.1 分析サーバの起動”を参照してください。