分析結果など製品が出力するリソースが蓄積され、ディスクが枯渇する可能性があります。
データ管理用ディレクトリ、作業用ディレクトリ、分析結果出力先のディスクが枯渇しないように、監視してください。定期的に以下の対処を検討してください。
不要なデータを削除します。削除方法は、“6.2 データの削除”を参照してください。
または、データ管理用ディレクトリを変更します。アンセットアップしてから、再セットアップ時に十分な容量のあるディレクトリを指定してください。
ポイント
定期的な削除を行っている場合でも、データベースのフラグメンテーション発生により、ディスク容量の増加や分析性能ダウンといった事象を招く可能性があります。
そのため、分析サーバにインストールされる下記のサンプルをOSのスケジュール機能に登録し、1ヶ月に1度くらいを目途に、定期的に実行してください。
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\samples\MaintenanceTool\ibamsdefragdm.bat
/opt/FJSVbamsr/samples/MaintenanceTool/ibamsdefragdm.sh
スクリプトのパラメーターを含む詳細は、下記の説明書を参照してください。
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\samples\MaintenanceTool\Readme.txt
/opt/FJSVbamsr/samples/MaintenanceTool/Readme.txt
なお、本スクリプトを定期的に実行している場合、実行時間は10分程度ですが、実行中は分析サーバの負荷が増大するため、分析業務が集中していない時間帯でのスクリプト実行を推奨します。
作業用ディレクトリを変更します。または、ログの最大サイズやログのバックアップ世代数を小さくします。変更手順は、“6.5 環境設定ファイルによる変更”を参照してください。
出力データストアがビルトインデータストアではない場合、分析結果出力先を変更します。
ファイルの場合
出力データストアのプロパティで指定する「データ格納場所」を、空き容量のあるディスクに変更するように、分析フロー開発者に指示してください。
データベースの場合
データベースが空き容量のあるディスクを使用するように設定します。データベースの設定については、データベースのマニュアルを参照してください。
出力データストアのプロパティで指定する「接続先情報」を変更する必要があれば、分析フロー開発者に変更を指示してください。
注意
出力データストアがビルトインデータストアの場合は、データ管理用ディレクトリに出力されるので、データ管理用ディレクトリを監視してください。