分析フローインスタンスの情報を取得する手順を説明します。
分析フローインスタンスの情報取得には、分析フローインスタンス管理コマンド(ibamsinstancemgr)の「list」サブコマンドを実行します。分析フローインスタンスの一覧がヘッダー行付のタブ区切りテキストで出力されるので、そこから必要な情報を抽出します。
出力される情報は以下のとおりです。
分析フローのフォルダーのパス
分析フローインスタンスのID
分析フローの名前
状態
開始日時
終了日時
分析サーバ運用管理者ユーザー
詳細は、“コマンドリファレンス”の“分析フローインスタンス管理(ibamsinstancemgr)”を参照してください。
ポイント
判明している情報を元に、パラメーターを追加して、一覧を絞り込むことができます。
絞り込みに使える情報は以下のとおりです。複数組み合わせて指定することもできます。
分析フローインスタンスのID
状態
分析フローのフォルダー
分析フローの名前
開始日時
基本的な操作
以下のコマンドを実行します。
[インストール先ディレクトリ]\Runtime\bin\ibamsinstancemgr.bat list -userid "分析サーバ運用管理者のユーザーID" -password "分析サーバ運用管理者のパスワード" -folderpath "分析フローのフォルダー"
/opt/FJSVbamsr/bin/ibamsinstancemgr list -userid "分析サーバ運用管理者のユーザーID" -password "分析サーバ運用管理者のパスワード" -folderpath "分析フローのフォルダー"
標準出力に分析フローインスタンスの一覧が出力されることを確認します。
成功した場合は、標準出力にヘッダー行付のタブ区切りテキストで分析フローインスタンスの一覧が出力されます。
例
分析フローのフォルダーのパス 分析フローインスタンスのID 分析フローの名前 状態 開始日時 終了日時 分析開始ユーザーのID / 334 flow closed 2013/01/25 15:19:13.173 2013/01/25 15:20:40.806 ibamsadmin
「状態」は「created」(実行待機中)、「running」(実行中)、「closed」(正常終了)、「aborted」(中断)、「error」(エラー終了)のどれかです。
注意
失敗した場合は、標準エラー出力にメッセージが出力されます。エラーの内容と対処法については、“メッセージ集”を参照してください。
絞り込みの条件
パラメーターを追加することで、分析フローインスタンスを絞り込むことができます。
分析フローインスタンスのIDで絞り込む
-id "分析フローインスタンスのID"
分析フローの実行状態で絞り込む
-state "状態"
「状態」には、「created」(実行待機中)、「running」(実行中)、「closed」(正常終了)、「aborted」(中断)、「error」(エラー終了)のどれかを指定します。
分析フローのフォルダーで絞り込む
-folderpath "分析フローのフォルダー"
分析フローの名前で絞り込む
-flowname "分析フローの名前"
検索方法を指定することもできます。上記パラメーターの後に、以下のパラメーターを追加します。
-flownamematch "検索パターン"
「検索パターン」には、「all」(完全一致)、「forward」(前方一致)、「backward」(後方一致)のどれかを指定します。
分析フローの開始日時の範囲で絞り込む
例
例1) 2013年4月1日以前に開始した分析フロー
-startdatetimeto 2013/04/01
例2) 2013年6月1日以降に開始した分析フロー
-startdatetimefrom 2013/06/01
注意
パラメーターを追加して絞り込んだ場合、該当する分析フローインスタンスがないと、ヘッダー行だけが出力されます。