出力データストアにビルトインデータストアを指定している場合、データ管理用ディレクトリに分析結果が出力されます。
ビルトインデータストアは世代管理されているので、世代数を超えた分析結果は古いものから順番に自動的に削除されますが、データ管理用ディレクトリの容量を削減したい場合は、分析結果を手動で削除します。
分析結果を削除する手順は以下のとおりです。各手順で使用するコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。
OSの管理者権限を持ったユーザーで分析サーバのマシンにログインします。
削除する分析結果を特定します。
分析結果を削除します。
参考
出力データストアに分析サーバ上のファイルを指定している場合、分析サーバにログインして、手動で削除してください。
出力データストアにデータベースを指定している場合、データベースの削除方法にしたがって、該当するテーブルを削除してください。
参照
分析結果の世代数については、“分析フロー設計・開発ガイド”の“分析結果の出力先を決める”を参照してください。
分析結果を削除する場合、以下の情報が必要です。
出力データストアのフォルダー/名前/版数
分析フローのフォルダー/名前
各種情報を取得するためには、結果管理コマンド(ibamsresultmgr)の「list」サブコマンドを使用します。
/opt/FJSVbamsr/bin/ibamsresultmgr list -userid "分析サーバ運用管理者のユーザーID" -password "分析サーバ運用管理者のパスワード" -storefolderpath "出力データストアのフォルダー"
成功した場合は、標準出力に、ヘッダー行付のタブ区切りテキストで、分析結果の一覧と詳細情報が出力されるので、一覧の中から、削除対象となる分析結果の特定に必要な各種情報を抽出してください。
例
出力データストアのフォルダー:/
出力データストアの名前:outputdatastore
出力データストアの版数:1
分析フローのフォルダー:/
分析フローの名前:flow
分析フローのフォルダーのパス 分析フローの名前 出力データストアのフォルダーのパス 出力データストアの名前 結果出力日時 版数 / flow / outputdatastore 2014/10/31 12:30:00 1
失敗した場合は、標準エラー出力にメッセージが出力されます。エラーの内容と対処法については、“メッセージ集”を参照してください。
参考
以下の条件のどれかを指定して、一覧を絞り込むことができます。
出力データストアのパス
storefolderpathのパラメーターを変更します。
例)出力データストアが/store01フォルダー配下に存在する場合
-storefolderpath /store01
分析フローのフォルダー
以下のパラメーターを追加します。
-folderpath 分析フローのフォルダー
分析フローの名前
以下のパラメーターを追加します。
-flowname 分析フローの名前
分析結果の出力日時
以下のパラメーターを追加します。
例)2014年10月31日以前に出力した分析結果
-resultdatetimeto 2014/10/31
例)2014年12月1日以降に出力した分析結果
-resultdatetimefrom 2014/12/01
結果管理コマンド(ibamsresultmgr)の「delete」サブコマンドを使用します。詳細は“コマンドリファレンス”の“結果管理(ibamsresultmgr)”を参照してください。
/opt/FJSVbamsr/bin/ibamsresultmgr delete -userid "分析サーバ運用管理者のユーザーID" -password "分析サーバ運用管理者のパスワード" -folderpath "分析フローのフォルダー"-flowname "分析フローの名前" -version "版数" -storefolderpath "出力データストアのフォルダー" -storename "出力データストアの名前"
失敗した場合は、標準エラー出力にメッセージが出力されます。エラーの内容と対処法については、“メッセージ集”を参照してください。
参考
定期的に“分析フローインスタンス”、および、“分析フロー実行時の情報格納ディレクトリ”を削除するための、サンプルスクリプトが分析サーバに提供されています。
詳細は、“6.2.1 分析フローインスタンスの削除”を参照してください。