差分同期の対象データファイルアクセス時のトラブル事例とその対象を説明します。
現象 | 更新情報の取得を開始してから差分同期を実行しても、データファイルを更新した内容が関連づけたデータファイルに反映されません。 |
条件 | 以下のすべての条件に合致している場合。
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原因 | 更新情報の取得を開始するときに同期対象のデータファイルが利用者プログラム等からアクセスされていました。 同期対象のデータファイルがアクセスされている状態で、更新情報の取得を開始できません。 |
対処 | データファイルを更新した内容は差分同期の実行で反映できないため、一括同期を実行してください。 更新情報の取得開始状態をrpdspdifコマンド(Symfoware6000を使用する場合、PRIMERGY6000 / ASPのCHGRPULF MODE-@DSP)を使用して、すべての相手グループ情報で「差分同期可否」が“可能”になっていることを確認してください。“不可”になっている場合、利用者プログラム等の運用を終了してから更新情報の取得を再度開始してください。 利用者プログラム等の運用を開始する前に、レプリケーションのサービス起動および更新情報の取得を開始するように、運用を見直してください。 |
備考 | 更新情報の取得は、極力停止しないように運用を設計してください。更新情報の取得を停止すると、レプリケーションのサービスを再起動しても更新情報の取得は自動的に開始されません。更新情報の取得を開始した状態で、レプリケーションのサービスを再起動した場合には、更新情報の取得は開始状態となります。 |