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Systemwalker Service Quality Coordinator トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

14.1 任意のSystemwalker Service Quality Coordinatorの操作等で非常に処理時間がかかる場合がある、または異常メッセージが発生する場合がある(ウイルス対策ソフトとの組み合わせ)

■対象

ウイルス対策ソフトが動作するOSが対象です。


■現象

任意のSystemwalker Service Quality Coordinatorの操作等で非常に処理時間がかかる場合、または以下のエラーメッセージが発生する場合があります。

【Windows版】

イベントID

種別

メッセージ

2503

エラー

出力ファイル '%1' へのアクセスに失敗しました。

2505

エラー

'%1' から '%2'へのファイルのリネームに失敗しました。

2506

エラー

一時ファイル '%1' のオープンに失敗しました。

【UNIX版】

イベントID

種別

メッセージ

DSA2503E

エラー

Failed to access the output file '%1'

DSA2505E

エラー

Failed to rename the file '%1' to '%2'.

DSA2506E

エラー

Failed to open the temporary output file '%1

%1, %2 : ファイル名


■確認ポイント

Systemwalker Service Quality Coordinatorの可変ファイル格納ディレクトリに対して、ウイルススキャンが行われていませんか?


■原因

Systemwalker Service Quality Coordinatorの可変ファイル格納ディレクトリ配下を、ウイルス対策ソフトのリアルタイムスキャン機能の対象とすると、Systemwalker Service Quality Coordinatorが使用する一時ファイルがスキャン対象となり、収集するデータ量が多い場合にはウイルス対策ソフトのCPU負荷が増加する場合があります。

また、Systemwalker Service Quality Coordinatorが使用する可変ファイル格納ディレクトリ配下をウイルススキャンの対象にした場合、Systemwalker Service Quality Coordinatorが使用するファイルをウイルス対策ソフトが獲得する可能性があります。

Systemwalker Service Quality Coordinatorが、その獲得されたファイルをアクセスしようとして失敗し、エラーメッセージが表示されるなどの動作異常が発生する可能性があります。


■影響

Systemwalker Service Quality Coordinatorの可変ファイル格納ディレクトリ配下がリアルタイムスキャンの対象となっている場合、ウイルス対策ソフトのCPU負荷が増加する場合があります。

Systemwalker Service Quality Coordinatorの可変ファイル格納ディレクトリ配下がウイルススキャンの対象となっている場合、Systemwalker Service Quality Coordinatorの動作に不具合が発生する場合があります。


■対処方法

以下の対処を検討してください。