■確認ポイント
午前2:00頃にレポート作成を行っていませんか?
■原因
Systemwalker Service Quality Coordinatorでは1日に1回、保持期間を過ぎたデータを削除するためのメンテナンス処理を実行します。このメンテナンス処理の内容は以下のとおりとなっています。
実行スケジュール
デフォルトでは、ローカル時間の午前2時00分に実行を開始します。
削除対象のデータ種別と保持期間
メンテナンス処理で取り扱う性能データとその保持期間は以下のとおりです。
性能データ | 保持期間 |
---|---|
サマリデータ | 3日間 |
10分データ | 7日間 |
1時間データ | 42日間 |
1日データ | 397日間 |
削除対象のデータ
上記のデータの内、メンテナンス実行開始時に保持期間を過ぎたもののうち、処理開始時点で初めて保持期間外となった日とその前の日の2日間のデータに対して削除を行います。
これは、(なんらかの原因で長期にわたりメンテンスができなかった場合など)削除対象となるデータが大量にあった場合に、メンテナンス処理が長時間に及んで運用に影響が出ることを防ぐためです。
■影響
PDBメンテナンス処理中はPDBがロックされるため、メンテナンス中にレポートを作成しようとすると、表示のためのDBアクセスがタイムアウトになりレポートが表示できない場合があります。
■対処方法
以下の対処を検討してください。
メンテナンス処理中はレポート表示を行わない。
レポート作成のタイムアウト時間をより長く変更する。
メンテナンス開始時間をレポート作成時間に重ならないように変更する。