■確認ポイント
Systemwalker Service Quality CoordinatorのAgentのサービスを停止、または、再起動していませんか?
■原因
Systemwalker Service Quality Coordinatorでは、Agent上にて性能情報を一定の間隔で収集し(例えばOSに関する情報は1分間隔で収集します)、その収集したデータを基に、レポートを表示するために必要なリソースデータ(10分データ、1時間データ、1日データ)を作成します。これらのデータは信頼性を確保するために、1分間隔で収集する情報では、以下の条件を満たす場合に作成されます。
10分データの作成には、10分のうち、70%(1分データ7個)以上の収集データが必要です。
1時間データの作成には、1時間のうち、70%(1分データ42個)以上の収集データが必要です。
1日データの作成には、1日のうち、1%(1分データ15個)以上の収集データが必要です。
また、それぞれのデータは以下の時間に作成されます。
10分データの作成は、Agentの時計で0、10、20、30、40、50分
1時間データの作成は、毎時0分
1日データの作成は、毎日0:00(ローカルタイム)
10分データ、1時間データの作成処理はすべてメモリ上にて処理を行うため、Agentを停止するとそれまで作成した情報がすべてクリアされ、条件を満たさなくなり、レポート表示に必要なデータが作成されない場合があります。
■対処方法
以下の運用を検討してください。
Agentを再起動させない、連続運用を行う。