■原因
しきい値監視機能は正しく動作しています。
しきい値超えのアラームは、しきい値監視定義のサンプリング回数内で、しきい値超え発生回数を超えないと通知されません。
■対処方法
しきい値監視定義のサンプリング回数としきい値超え発生回数の関係の具体例を以下に説明しますので、これを参考に、しきい値監視定義を確認してください。
例)
サンプリング3回中、しきい値超えが3回発生した場合にアラーム通知する場合
サンプリング回数:3回
しきい値超え回数:3回
サンプリング対象となる性能データは、収集した性能データから、サンプリング回数分、過去にさかのぼることになります。
(下図の場合、(3)の性能データが収集されたときのサンプリング対象の性能データは、(1)(2)(3)になります。)
また、サンプリング対象となる性能データ3つのうち、3つの値がしきい値上限を超えた場合、アラーム通知されます。(下図、(9)の場合)
サンプリング3回中、しきい値超えが2回発生した場合にアラーム通知する場合
サンプリング回数:3回
しきい値超え回数:2回
サンプリング対象となる性能データは、収集した性能データから、サンプリング回数分、過去にさかのぼることになります。
(下図の場合、(3)の性能データが収集されたときのサンプリング対象の性能データは、((1)(2)(3)になります。)
また、サンプリング対象となる性能データ3つのうち、2つの値がしきい値上限を超えた場合、アラーム通知されます。(下図、(4)および(9)の場合)
なお、サンプリング回数に満たない場合でも、しきい値超えの回数が設定値を超えた場合は、アラーム通知されます。