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Systemwalker Service Quality Coordinator トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

11.1 しきい値超えのアラーム通知が行われない(1)

■確認ポイント

  1. しきい値監視定義(alertconfig.txt)に定義を行なっていますか?

  2. しきい値監視定義(alertconfig.txt)は正しいですか?

  3. syslog.confやメッセージのフィルタリング定義は正しいですか?


■原因

しきい値監視定義(alertconfig.txt)に定義を行なっていない、または、しきい値監視定義(alertconfig.txt)の内容に誤りがあると、しきい値超えのアラーム通知が行われません。また、アクションの種類がイベントログ/syslogまたはSystemwalker Centric Managerメッセージ連携の場合で、syslog.confやメッセージのフィルタリング定義で、しきい値超えのメッセージが出力されないように設定されていると、しきい値超えのアラーム通知が行われません。


■対処方法

  1. しきい値監視定義(alertconfig.txt)に定義を行なっているか、確認してください。

    しきい値監視定義(alertconfig.txt)は、格納場所以外で編集することを推奨しています。編集完了後のしきい値監視定義(alertconfig.txt)が、以下の正しい格納場所に配置されているか確認してください。

    Windows版】

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\alertconfig.txt

    UNIX版】

    /etc/opt/FJSVssqc/alertconfig.txt

  2. しきい値監視定義(alertconfig.txt)は正しいですか?

    定義内容が正しいかどうかは、sqcCheckAlertconfig(しきい値監視定義チェックコマンド)で確認してください。コマンドについての詳細は、リファレンスマニュアル「sqcCheckAlertconfig(しきい値監視定義チェックコマンド)」を参照してください。

  3. アクションの種類がイベントログ/syslogまたはSystemwalker Centric Managerメッセージ連携の場合、syslog.confやメッセージのフィルタリング定義で、しきい値超えのメッセージが出力されないように設定されていませんか?

    しきい値超えのメッセージは以下のとおりです。

    しきい値超えの種類

    イベントID

    種別

    異常(error)しきい値を超えた場合

    6101

    エラー

    警告(warning)しきい値を超えた場合

    6102

    警告

    しきい値超えの状態から復旧した場合

    6103

    情報