■機能説明
通常管理コンソールで行う以下の項目の登録は、事前に作成したコンソール定義ファイルをもとに、本コマンドでも行うことができます。
コンソール定義
システムグループ
Proxy Manager
Agent
注意
本コマンドは複数同時に実行しないでください。
■実行に必要な権限
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
■実行環境
運用管理クライアントで実行可能です。
■記述形式
<インストールディレクトリ>\bin\sqcSetupConsoleDefine.bat -f <console_define_file> |
■オプション
コンソール定義ファイルを指定します。
本ファイルはXML形式で作成します。
拡張子は「xml」です。以下の書式に従ってください。
タグ名 | 属性名 | 設定内容 |
---|---|---|
ConsoleDefine | DisplayName | コンソール定義名を設定してください。 コンソール定義名には、半角英数字 [a-z,A-Z,0-9]、'-'(ハイフン)、および '_'(アンダーバー) のみ使用できます。 ただし、'-'(ハイフン) を先頭文字に使用することはできません。 コンソール定義名は、大文字小文字は区別しません。 長さの制限は64文字以内です。 |
SystemGroup | DisplayName | システムグループを識別するための表示名を設定してください。 管理構成内で一意になるように設定してください。ただし、Agent名やProxyManager名と重なるのは構いません。 Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。 ・全角文字 ・半角英数字 ・半角記号(ただし\:,<>"$'[]=&以外) 機種依存文字は使用できません。 長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。 |
ProxyManager | DisplayName | Proxy Managerを識別するための表示名を設定してください。 管理構成内で一意になるように設定してください。ただし、システムグループ名やAgent名と重なるのは構いません。 Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。 ・全角文字 ・半角英数字 ・半角記号(ただし\:,<>"$'[]=&以外) 機種依存文字は使用できません。 長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。 |
InstanceName | Proxy Managerの識別名を設定してください。 1つのグループ内で重複して登録することはできませんが、異なるグループには同じホスト名を登録することが可能です。 1つのProxy Managerが複数の業務で使用されていた場合、業務ごとにシステムグループを作成し、それぞれのシステムグループに同一のProxy Managerを登録することが可能です。ただし、ProxyManager名(表示名)は異なる文字列を指定してください。 識別名は、sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)で表示される名前です。ポリシー適用コマンドについては、「1.1.3 sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照してください。 | |
Agent | DisplayName | Agentを識別するための表示名を設定してください。 管理構成内で一意になるように設定してください。ただし、システムグループ名やProxyManager名と重なるのは構いません。 Shift-JISコードの以下の文字が使用できます。 ・全角文字 ・半角英数字 ・半角記号(ただし\:,<>"$'[]=&以外) 機種依存文字は使用できません。 長さの制限は、半角全角に係わらず64文字以内です。 |
InstanceName | Agentの識別名を設定してください。 1つのグループ内で重複して登録することはできませんが、異なるグループには同じホスト名を登録することが可能です。 1つのAgentが複数の業務で使用されていた場合、業務ごとにシステムグループを作成し、それぞれのシステムグループに同一のAgentを登録することが可能です。ただし、Agent名(表示名)は異なる文字列を指定してください。 識別名は、sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)で表示される名前です。 ポリシー適用コマンドの詳細については、「1.1.3 sqcSetPolicy(ポリシー適用コマンド)」を参照してください。 ポイント Agentがクラスタ運用の場合は、物理ホスト名または物理IPアドレスを指定してください。 |
ポイント
コンソール定義ごとに本定義ファイルを用意します。
サンプルファイル(ConsoleDefine_sample.xml)をコピーして任意のファイル名にリネームし、編集してください。
サンプルファイル格納場所:
<インストールディレクトリ>\www\control\ConsoleDefine_sample.xml |
システムグループを複数定義する場合は、SystemGroupタグ(<SystemGroup>から</SystemGroup>までのブロック)を複数定義してください。
ProxyManagerを複数定義する場合は、ProxyManagerタグ(<ProxyManager>から</ProxyManager>までのブロック)を複数定義してください。
Agentを複数定義する場合は、Agentタグ(<Agent>から</Agent>までのブロック)を複数定義してください。
■復帰値
0:正常終了
1:異常終了
■実行結果/出力形式
標準出力に対し、正常終了メッセージを出力します。
(Success):sqcSetupConsoleDefine |
"C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcSetupConsoleDefine.bat" -f "C:\tmp\condef1.xml" (Success):sqcSetupConsoleDefine |
標準エラー出力に対し、エラーメッセージを出力します。
(Error):メッセージ,エラー番号 |
エラーメッセージと対応するエラー番号、内容、対処方法は以下のとおりです。
エラー番号 | メッセージ | 内容 | 対処の方法 |
---|---|---|---|
010 | Parameter error.(エラー詳細コード) | パラメーターの指定エラー | パラメーターを修正して、再実行してください。 |
020 | Server access error.(エラー詳細コード) | サーバ通信エラー | Managerの接続状態を確して再実行してください。 |
030 | Definition file error.(エラー詳細コード) | コンソール定義ファイルの読み込みエラー | コンソール定義ファイルの内容を確認して再実行してください。 |
100 | System error.(エラー詳細コード) | その他のエラー | 保守情報を収集し、技術員に連絡してください |
指定されたコンソール定義ファイルが存在しない場合
"C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcSetupConsoleDefine.bat" -f "C:\tmp\condef2.xml" "C:\tmp\condef2.xml" is not found. (Error):Parameter error.(11), 010 |
ManagerのSystemwalker SQC DCMサービスが停止している場合
"C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcSetupConsoleDefine.bat" -f "C:\tmp\condef1.xml" Cannot connect to the Manager. |
Agent名が重複して指定されている場合(コンソール定義ファイルの誤り)
"C:\Program Files\Fujitsu\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcSetupConsoleDefine.bat" -f "C:\tmp\condef3.xml" Specified "DisplayName" of "Agent" already exists. DisplayName = Agent01 (Error):Definition file error.(34), 030 |
■使用例
以下の定義でコンソール定義を作成する場合の例を示します。
C:\tmp\condef1.xml
Console1
GRP1
GRP2
表示名:SYSTEM01/システム名:SYSTEM01
表示名:SYSTEM01/システム名:SYSTEM01
表示名:SYSTEM01#/システム名:SYSTEM01
表示名:SYSTEM02/システム名:SYSTEM02
コンソール定義ファイル(C:\tmp\condef1.xml)
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?> <ConsoleSettings> <ConsoleDefine DisplayName="Console1"> <SystemGroup DisplayName="GRP1"> <ProxyManager DisplayName="SYSTEM01" InstanceName="SYSTEM01"/> <Agent DisplayName="SYSTEM01" InstanceName="SYSTEM01"/> </SystemGroup> <SystemGroup DisplayName="GRP2"> <Agent DisplayName="SYSTEM01#" InstanceName="SYSTEM01"/> <Agent DisplayName="SYSTEM02" InstanceName="SYSTEM02"/> </SystemGroup> </ConsoleDefine> </ConsoleSettings>