運用管理クライアントのアップグレードの手順を、以下に示します。なお、運用管理クライアントは、Windowsマシンでアップグレードインストールを行います。
■実行に必要な権限
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
■手順
以下の順に沿って実施してください。
運用管理クライアントのアップグレードインストール
初回インストールと同様に「3.1.3 運用管理クライアントのインストール」に従って運用管理クライアントのインストールを開始します。
通信環境のセットアップ
運用管理クライアントの通信環境として、Microsoft(R) Internet Information Services 6.0以降を使用していた場合は次のコマンドを実行してください。
- Microsoft(R) Internet Information Services 6.0の場合
注意
カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\binへ移動後、コマンドを実行してください。
<インストールディレクトリ>\bin\sqccsetc.bat |
- Microsoft(R) Internet Information Services 7.0以降の場合
注意
カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\binへ移動後、コマンドを実行してください。
Windows Server 2008/Windows Vista以降の場合は、管理者権限で実行してください。
<インストールディレクトリ>\bin\sqccsetc_iis7.bat |
ポイント
すでに運用管理クライアントのCGIがMicrosoft(R) Internet Information ServicesにCGI拡張として登録されている場合、以下のようなエラーメッセージが出力される場合があります。
"* appcmd.exe C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\www\cgi-bin\Rep_mk_history.cgi Failed." ERROR ( message:新しい add オブジェクトに必要な属性が不足しています。一意のキー属性 'path' が 'C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\www\cgi-bin\rmmperform.cgi'に設定されている種類 'add' の重複コレクション エントリを追加できません。 )
V11、V12からアップグレードする場合の設定
V11、V12からアップグレードする場合は以下の手順を実施してください。V13以降からアップグレードする場合は実施不要です。
運用管理クライアントのアップグレードコマンドの実行
本コマンドは、Managerのインストールおよび起動が完了している状態で実行してください。
C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcv13shift.exe |
C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin>sqcv13shift.exe Sqcv13shift succeeded. |
AgentおよびProxy Managerの構成情報の再取得
AgentおよびProxy Managerの構成情報を再取得します。
使用手引書(コンソール編)「管理構成定義(ConfigurationSettings)」を参照してください。
注意
V12で定期レポート運用を行っていた場合は、スケジューラへの登録内容を変更する必要があります。
本バージョンでは、定期レポート作成コマンドおよび定期レポート削除コマンドに、省略できない新規オプション(-c console_define)が追加されていますので、V12からのアップグレードの場合は本オプションを追加してください。
詳細は、リファレンスマニュアル「定期レポート運用コマンド」を参照してください。
V13.5.0以前の登録済みレポートの移行
V13.5.0以前の登録済みレポート(V13.3以前の場合、即時レポート、V13.4/V13.5の場合、分析)を移行することができます。移行した場合は、[分析/プランニング]画面の「Myカテゴリー」内に、「移行レポート」カテゴリーとして表示されます。
<インストールディレクトリ>\bin\sqcMigrationReports.bat -c console_define |
C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin>sqcMigrationReports.bat -c DefaultConsole |
コマンドについての詳細は、リファレンスマニュアル「sqcMigrationReports.bat(登録済みレポート移行コマンド)」を参照してください。
注意
V13.5以前に即時レポート、または分析で作成されたレポートは、コンソールの履歴表示で[レポート名]の欄に[登録名]が表示されます。
V13.5以前に定期レポート登録し作成されたレポートは、定期レポート一覧表示の[レポート名]の欄に[登録名]が表示されます。V15.0.0以降にアップグレード後に作成されたレポートも、[レポート名]の欄に[登録名]が表示されます。
[レポート名]の欄にレポート名を表示したい場合は、[定義画面]の[定期レポート登録]画面で、登録済みのレポートを選択し、[上書き保存]してください。
ただし、上書き保存する前に作成されたレポートの[レポート名]の欄は[登録名]のままであり、変更することはできません。
注意
管理コンソールまたはコンソールを表示したWWWブラウザ環境に、旧版の表示におけるインターネット一時ファイルが残っていることがあります。
WWWブラウザ環境において、Internet Explorerのインターネット一時ファイルを削除してください。