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Interstage AR Processing Server V1.1 運用ガイド
FUJITSU Software

4.4.6 AR重畳表示定義の編集/削除

新規追加したAR重畳表示コンテンツを、必要に応じて編集します。

図 4.24 編集モード・変更・拡縮移動画面例
  1. メニューバーから以下のオプションを選択してください。
    • 拡縮移動
    • 回転
    • カラー(コンテンツがテキストの場合変更可能)
    • 投影方法
    • オプション
  2. [編集終了]アイコンをタップし、[保存して終了]を選択します。

ポイント

  • 選択したコンテンツにて、変更可能な項目がメニューに表示されます。
  • デフォルトで[拡縮移動]が選択された状態になります。
  • [回転]選択時は、別のAR重畳表示コンテンツ・ARマーカーに選択状態を切り替える操作が無効になります。選択状態を切り替えたい場合は、拡縮移動等回転以外の操作で行って下さい。
拡縮移動
選択したAR重畳表示コンテンツの位置やサイズを変更します。
  1. メニューバーから[拡縮移動]アイコンをタップします。
  2. ピンチイン・アウトを行うことでサイズが変更できます。ドラッグすることで位置を変更できます。
回転
選択したAR重畳表示コンテンツを回転します。
  1. メニューバーから[回転]アイコンをタップします。
  2. 投影方法に従い撮影ガイドが表示されますので、それに従いコンテンツを回転させます。
    • 2Dの場合
      コンテンツの周囲をドラッグすることでZ軸方向に回転します。
      図 4.25 2Dの場合の回転方法

    • 3Dの場合
      コンテンツを縦にドラッグすることでX軸に、横にドラッグすることでY軸、コンテンツの周囲をドラッグすることで、Z軸方向に回転させることができます。
      図 4.26 3Dの場合の回転方法

カラー
AR重畳表示コンテンツが文字の場合、色を変更することができます。
  1. メニューバーから[カラー]アイコンをタップします。
  2. 表示されるカラーパレットから色を選択します。
    図 4.27 カラーパレットの例

投影方法
AR重畳コンテンツの投影方法を2D、もしくは3Dから選択することができます。 対象が3Dモデルの場合、投影方法は3Dのみ選択できます。
オプション
詳細な情報を設定することができます。選択したコンテンツにより、表示される内容が異なります。

コンテンツ

配置

その他

テキスト

  • 投影方法
  • 移動(認識方式がARマーカーの場合)
  • 位置(認識方式が位置情報の場合)
  • 回転
  • スケール
  • タップアクション
  • AR重畳表示定義情報

手書き

基本図形

ファイル

3Dモデル
配置
配置情報を設定することができます。
図 4.28 配置の設定例

投影方法
AR重畳表示コンテンツの投影方法を2Dか3Dかに切り替えることができます。
編集対象で[ARマーカー]を選択した場合
  • 移動
    ARマーカーを基準として、AR重畳表示コンテンツを表示させたい座標を-32~32の間の数値を入力して下さい。小数は第3位まで有効です。第4位以降を入力した場合は第4位を四捨五入します。
    数値の単位はARマーカー本体のサイズです。

    ARマーカーのサイズが5cmの場合、座標に4を指定した際はマーカーの原点を中心に20cm離れた場所に存在するように表示されます。

  • 回転
    AR重畳表示コンテンツの回転角度を-360~360の間の数値で入力して下さい。小数は第3位まで有効です。第4位以降を入力した場合は第4位を四捨五入します。
  • スケール
    AR重畳表示コンテンツの倍率を0.1~32の間の数値で入力して下さい。小数は第3位まで有効です。第4位以降を入力した場合は第4位を四捨五入します。
編集対象で[位置情報]を選択した場合
  • 位置
    AR重畳表示コンテンツを表示させたい緯度・経度・高度を入力して下さい。
    緯度:北緯を正(プラス)とし、南緯を負(マイナス)とします。小数は第5位まで有効です。第6位以降を入力した場合は第6位を四捨五入します。単位は[度]です。
    経度:東経を正(プラス)とし、西経を負(マイナス)とします。小数は第5位まで有効です。第6位以降を入力した場合は第6位を四捨五入します。単位は[度]です。
    高度:z軸方向の値を表します。整数値を入力して下さい。単位は[m]です。
  • 回転
    方位および水平方向を基準とした回転角度を入力して下さい。小数は第3位まで有効です。第4位以降を入力した場合は第4位を四捨五入します。
  • スケール
    AR重畳表示コンテンツの倍率を0.1~150000の間の数値で入力して下さい。最高位と最低位の桁が8桁以上離れた値を入力すると、丸め誤差が発生する場合があります。
その他
その他の情報を設定します。
図 4.29 その他の設定例

タップアクション
タップアクションの種類を[URL]、もしくは[スクリプト]から選択して下さい。設定した場合、対象のAR重畳表示コンテンツがタップされた際に、設定されたURLもしくはJavaScriptが実行されます。
タップアクションにスクリプトを設定した場合、AR重畳表示アプリケーション実行時にコンテンツがタップされると設定されたJavaScriptが実行されます。また、クライアントオーサリング実行時にコンテンツがタップされた場合は、JavaScriptを実行するWebレイヤが存在しないため、設定されたJavaScriptを文字列としてダイアログで表示します。
但し、スクリプトが0文字の場合はダイアログが表示されません。
URL
タップアクションでURLを選択した場合入力が可能です。タップした際に呼び出すファイルのURLを入力、もしくは[参照]ボタンを押してスマートデバイスに格納されているローカルファイルを選択して下さい。
スクリプト
タップアクションでスクリプトを選択した場合入力が可能です。開発したAR重畳表示アプリケーションのJavaScriptのメソッド・引数を256文字以内で入力してください。
AR重畳表示定義ID
AR重畳表示定義のID情報を確認できます。
AR重畳表示定義名
サーバオーサリングおよびクライアントオーサリングで設定したAR重畳表示定義名が確認できます。

ポイント

  • 編集モード・変更加画面では削除アイコンをタップすることで既存のAR重畳表示コンテンツを削除することが可能です。
    • AR重畳表示コンテンツを選択している場合、選択中のAR重畳表示コンテンツのみを削除します。
    • ARマーカーを選択している場合、選択中のARマーカーに紐づくすべてのAR重畳表示コンテンツを削除します。
    • 編集対象に位置情報を選択している場合、位置情報に紐づくすべてのAR重畳表示コンテンツを削除します。
    • 何も選択していない場合、編集対象に紐付く全てのAR重畳表示コンテンツを削除します。
  • 編集モード・変更画面では新規追加アイコンをタップすることで、選択していたARマーカーの編集モード・新規追加画面に移行します。