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Symfoware Server V12.1.x Mirroring Controllerコマンドリファレンス
FUJITSU Software

2.17 rdbbcrlc

名前

rdbbcrlc -- RLCファイルの初期作成、追加

形式1(RLCファイルの初期作成)

rdbbcrlc -G -p RLP名 -c RLCファイルのサイズ
         -W 自側RLCファイルのローデバイス名, 自側RLCファイルのブロックデバイス名
         -T 相手側RLCファイルのローデバイス名, 相手側RLCファイルのブロックデバイス名 

形式2(RLCファイルの追加)

rdbbcrlc -U -p RLP名
         -W 自側RLCファイルのローデバイス名, 自側RLCファイルのブロックデバイス名
         -T 相手側RLCファイルのローデバイス名, 相手側RLCファイルのブロックデバイス名 

機能説明

RLCファイルの初期作成、追加を行います。
RLCファイルの初期作成では、RLP内で最初のRLCファイルの作成を行います。
RLCファイルの追加では、初期作成されたRLCファイルのサイズと同じサイズのRLCファイルを追加します。

形式1のオプション

-G

RLCファイルの初期作成を行う場合に指定します。

-p RLP名

RLCファイルを初期作成するRLP名を指定します。

-c RLCファイルのサイズ

RLCファイルの初期作成を行う場合に作成するRLCファイルの大きさをキロバイト単位またはメガバイト単位で指定します。
指定できるサイズは、10メガバイト以上です。

  • キロバイト単位の指定:大きさの最後に“K”を付加

  • メガバイト単位の指定:大きさの最後に“M”を付加

-W 自側RLCファイルのローデバイス名,自側RLCファイルのブロックデバイス名

RLCファイルの初期作成を行う自側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名は「ボリューム名@サーバ名」で指定してください。

-T 相手側RLCファイルのローデバイス名,相手側RLCファイルのブロックデバイス名

RLCファイルの初期作成を行う相手側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名は「ボリューム名@サーバ名」で指定してください。

形式2のオプション

-U

RLCファイルの追加を行う場合に指定します。

-p RLP名

RLCファイルを追加するRLP名を指定します。

-W 自側RLCファイルのローデバイス名,自側RLCファイルのブロックデバイス名

RLCファイルの追加を行う自側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名は「ボリューム名@サーバ名」で指定してください。

-T 相手側RLCファイルのローデバイス名,相手側RLCファイルのブロックデバイス名

RLCファイルの追加を行う相手側のローデバイス名とブロックデバイス名をカンマ(,)で区切って指定します。
ブロックデバイス名は「ボリューム名@サーバ名」で指定してください。

使用例

例1

rlp001に500メガバイトのRLCファイルを初期作成します。

SolarisSolarisの場合

RLCファイルの作成先は、以下とします。

  • 自側のローデバイス名は/dev/rdsk/c1t16d10s5、ブロックデバイス名は/dev/dsk/c1t16d10s5@pw200acm

  • 相手側のローデバイス名は/dev/rdsk/c2t17d10s5、ブロックデバイス名は/dev/dsk/c2t17d10s5@pw400acm

    rdbbcrlc -G -p rlp001 -c 500M -W /dev/rdsk/c1t16d10s5,/dev/dsk/c1t16d10s5@pw200acm
             -T /dev/rdsk/c2t17d10s5,/dev/dsk/c2t17d10s5@pw400acm
LinuxLinuxの場合

RLCファイルの作成先は、以下とします。

  • 自側のローデバイス名は/dev_symfomc/raw1、ブロックデバイス名は/dev/blockdev1@SRC-SV

  • 相手側のローデバイス名は/dev_symfomc/raw2、ブロックデバイス名は/dev/blockdev2@TARG-SV

    rdbbcrlc -G -p rlp001 -c 500M -W /dev_symfomc/raw1,/dev/blockdev1@SRC-SV
             -T /dev_symfomc/raw2,/dev/blockdev2@TARG-SV
例2

rlp001にRLCファイルを追加します。

SolarisSolarisの場合

追加するRLCファイルの作成先は以下とします。

  • 自側のローデバイス名は/dev/rdsk/c1t16d10s6、ブロックデバイス名は/dev/dsk/c1t16d10s6@pw200acm

  • 相手側のローデバイス名は/dev/rdsk/c2t17d10s6、ブロックデバイス名は/dev/dsk/c2t17d10s6@pw400acm

    rdbbcrlc -U -p rlp001 -W /dev/rdsk/c1t16d10s6,/dev/dsk/c1t16d10s6@pw200acm
             -T /dev/rdsk/c2t17d10s6,/dev/dsk/c2t17d10s6@pw400acm
LinuxLinuxの場合

追加するRLCファイルの作成先は以下とします。

  • 自側のローデバイス名は/dev_symfomc/raw3、ブロックデバイス名は/dev/blockdev3@SRC-SV

  • 相手側のローデバイス名は/dev_symfomc/raw4、ブロックデバイス名は/dev/blockdev4@TARG-SV

    rdbbcrlc -U -p rlp001 -W /dev_symfomc/raw3,/dev/blockdev3@SRC-SV
             -T /dev_symfomc/raw4,/dev/blockdev4@TARG-SV

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0:正常終了
0以外:異常終了

注意