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Symfoware Server V12.1.x アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)
FUJITSU Software

2.3.3 トランザクションのアクセスモード

アクセスモード

トランザクションのアクセスモードは、setReadOnlyメソッドで読込み専用に変更することができます。

現在のトランザクションのアクセスモードが読込み専用かどうかは、isReadOnlyメソッドで確認することができます。新しく生成された接続に対するトランザクションのアクセスモードは、更新可能となっています。

トランザクションのアクセスモードは、トランザクションの継続中に変更することはできません。必ずトランザクションが終了している状態で変更してください。

トランザクションのアクセスモードを読込み専用に変更する例を以下に示します。

Connection cnct = DataSource.getConnection();
cnct.setAutoCommit(false);
cnct.setReadOnly(true);
        :
cnct.commit();

default_readonlyオプション

default_readonlyオプションを指定することで、データベースコネクト時に、トランザクションのアクセスモードの初期値を変更することができます。

default_readonlyオプションは、運用時のチューニングパラメタとして使用してください。

default_readonlyオプションの詳細については、“5.2.4.3 オプションの設定”または“B.2 getConnectionメソッドのオプション”を参照してください。

注意

  • アプリケーション内でsetReadOnlyメソッドを使用してトランザクションアクセスモードが変更された場合、setReadOnlyメソッドで指定された値が有効になります。

  • Connection.closeメソッドを実行後、getConnectionメソッドで再度接続した場合も、トランザクションアクセスモードの値はdefault_readonlyオプションで指定された値で動作します。