DBミラーリングシステムのセットアップ手順を以下に示します。
図5.1 DBミラーリングシステムのセットアップ手順
注意
DBミラーリング動作環境ファイルのRLP_TYPEに“TCP”を指定してください。
セットアップ作業では、セットアップスクリプトを使用します。このとき、以下のファイルやディレクトリにアクセス権限があることを確認してから実施してください。
RLP定義ファイル
RDB構成パラメタファイル
BC構成パラメタファイル
RERUNログ引継ぎファイル
RERUNログ抽出ファイル
RLP動作環境ファイル
スクリプト出力ファイル
作業ディレクトリ
RLP単位に定義/作成を行う操作については、ロググループごとに操作を行ってください。
RLP定義ファイルおよびRLP動作環境ファイルについては、DCUを構成するすべてのロググループに対して作成してください。
ポイント
DBミラーリングシステムのセットアップはデータベース管理者が実行してください。ただし、システムに関するセットアップはスーパユーザが実行してください。
データベース二重化機能を構成するファイルまたはディレクトリへのアクセス権が必要です。
下記のファイルまたはディレクトリに対する参照権、更新権をデータベース管理者のみに付与してください。
モニタ管理ファイルの作成先ディレクトリ
BCログ管理ファイルの作成先ディレクトリまたはローデバイス
作業域の作成先ディレクトリ
コアファイルの出力先ディレクトリ
BC管理DBの作成先ディレクトリまたはローデバイス
RLMの作成先ディレクトリ
RLCファイルの作成先ディレクトリ
RERUNログ抽出ファイルの作成先ディレクトリ
RERUNログ抽出作業域の作成先ディレクトリ
RERUNログ引継ぎファイルの作成先ディレクトリまたはローデバイス
資源識別子抽出ファイルの作成先ディレクトリ
BC構成パラメタファイル
RLP定義ファイル
RLP動作環境ファイル
DBミラーリング動作環境ファイル(注)
データベース二重化コマンドの入出力ファイル
注) インストール先へのDBミラーリング動作環境ファイルの配置は、スーパユーザで実施してください。また、データベースをローカルアクセスで利用する運用を行うときに、dxinfコマンドによりデータベースの接続先である正系ノードを特定するなど、データベース管理者以外でもdxinfコマンドを実行する場合には、DBミラーリング動作環境ファイルにdxinfコマンドを実行するユーザにも参照権を付与してください。
データベース二重化機能を構成するデータベース資源へのアクセス権が必要です。
下記の資源に対するデータベース管理者のINSERT権、DELETE権を付与してください。
BC管理DB
参照
DBミラーリング動作環境ファイルのRLP_TYPEについては、“5.2.8.1 DBミラーリング動作環境ファイルの編集”を参照してください。また、Mirroring Controllerを使用する場合は、“D.1 DBミラーリング動作環境ファイルの編集”を参照してください。