ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V12.1.x RDB運用ガイド(データベース定義編)
FUJITSU Software

4.3.1 格納構造とデータベーススペースの対応形態

格納構造は、それぞれがいくつかの構成要素からなっています。

格納構造に対するデータベーススペースの割付けは、この各構成要素をデータベーススペースに対応させていくことで、その対応の形態により、次の3種類があります。

形態1:構成要素間でのデータベーススペースの共用

以下の図に示すように、複数の構成要素を同一のデータベーススペースに対応させる形態です。この形態では、使用するデータベーススペースの数は減少しますが、データベーススペースに複数のDSIを対応させた場合、これらのDSIを同時に使用すると、データベーススペースに対するアクセスが集中することになります。

図4.6 構成要素間でのデータベーススペースの共用

形態2:マルチデータベーススペースの構成要素

以下の図に示すように、1つの構成要素を複数のデータベーススペースに対応させる形態です。この形態では、大容量のデータベースを構築することが可能ですが、使用するデータベーススペースの数は増加します。

図4.7 マルチデータベーススペースの構成要素

形態3:混在したデータベーススペースの構成

以下の図に示すように、前述した2つの形態を組み合わせた形態です。この場合には、使用頻度の低いオーバフロー部を1つのデータベーススペースに集めています。

図4.8 混在したデータベーススペースの構成