ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V12.1.x RDB運用ガイド(データベース定義編)
FUJITSU Software

1.2.1 物理構造

物理構造は、データベーススペースから構成されます。

データベーススペース

データベーススペースは、ディスク上の、ローデバイス、ネットワークファイルまたはローカルファイルに定義します。定義方法の詳細については“2.5 データベーススペースの作成”を参照してください。

Symfoware/RDBでは、ディスクのI/O負荷のバランスを調整するために、複数のデータベーススペースを定義することが可能です。また、データベースは、1個のスキーマの実表データまたはインデックスデータを、複数個のデータベーススペースに分けて格納することができます。

Symfoware/RDBでは、処理効率、格納効率および運用を考慮した資源管理可能な構造になっています。主に2つの機能を利用することができます。

マルチデータベーススペース:

1つの表やインデックスを複数のデータベーススペースに割り付けることにより、大規模データベースを構築できます。

表の分割運用:

1つの表を規則に基づいて、複数に分割することにより、各分割単位の独立運用が可能となります。これにより、大規模データベースの創成、更新、バックアップおよびリカバリ処理を、分割単位で独立して並行に行うことができます。