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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

8.10.2 ログレベル「alert」のメッセージ

ログレベル「alert」のメッセージの意味・対処について説明します。


■メッセージ一覧

  1. %s1: Could not reliably determine the server's fully qualified domain name, using %s2 for ServerName

  2. (%s1)%s2: ap_queue_info_create() failed

  3. (%s1)%s2: ap_queue_init() failed

  4. (%s1)%s2: apr_thread_create: unable to create listener thread

  5. (%s1)%s2: apr_thread_create: unable to create worker thread

  6. (%s1)%s2: Cannot chroot when not started as root

  7. (%s1)%s2: Can't chdir to %s3

  8. (%s1)%s2: Can't chdir to new root

  9. (%s1)%s2: Can't chroot to %s3

  10. (%s1)%s2: getpwuid: couldn't determine user name from uid %s3, you probably need to modify the User directive

  11. (%s1)%s2: initgroups: unable to set groups for User %s3 and Group %s4

  12. (%s1)%s2: malloc: out of memory

  13. (%s1)%s2: mod_unique_id: unable to find hostname of the server

  14. (%s1)%s2: mod_unique_id: unable to find IPv4 address of "%s3"

  15. (%s1)%s2: set dumpable failed - this child will not coredump after software errors

  16. (%s1)%s2: setgid: unable to set group id to Group %s3

  17. (%s1)%s2: setuid: unable to change to uid: %s3

  18. Child %s1 returned a Fatal error... Apache is exiting!

  19. No active workers found... Apache is exiting!

  20. no listening sockets available, shutting down

  21. refusing to send signal %s1 to pid %s2 outside process group

■意味・対処


%s1: Could not reliably determine the server's fully qualified domain name, using %s2 for ServerName

可変情報

%s1:Webサーバの実行プログラム名

%s2:ホスト名、またはIPアドレス

意味

完全修飾ドメイン名(FQDN)の検出に失敗しました。

システムの処理

Webサーバの起動処理を続行します。

ユーザの対処

環境定義ファイル(httpd.confのServerNameディレクティブの設定に誤りがないかを確認してください。ServerNameディレクティブが正しく設定されている場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。


(%s1)%s2: ap_queue_info_create() failed

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

意味

内部キューの作成に失敗しました。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: ap_queue_init() failed

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

意味

内部キューの初期化に失敗しました。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: apr_thread_create: unable to create listener thread

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

意味

リスナースレッドの生成に失敗しました。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: apr_thread_create: unable to create worker thread

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

意味

通信スレッドの作成に失敗しました。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: Cannot chroot when not started as root

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

意味

デーモンプロセスの起動ユーザIDを取得できませんでした。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: Can't chdir to %s3

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

%s3:ディレクトリ名

意味

カレントディレクトリをディレクトリ%s3に変更できませんでした。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

環境定義ファイル(httpd.confのChrootDirディレクティブの設定に誤りがないかを確認してください。


(%s1)%s2: Can't chdir to new root

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

意味

カレントディレクトリを変更できませんでした。

システムの処理

Webサーバの起動処理を中止します。

ユーザの対処

環境定義ファイル(httpd.confのChrootDirディレクティブの設定に誤りがないかを確認してください。


(%s1)%s2: Can't chroot to %s3

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

%s3:ディレクトリ名

意味

ルートディレクトリをディレクトリ%s3に変更できませんでした。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: getpwuid: couldn't determine user name from uid %s3, you probably need to modify the User directive

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

%s3:ユーザID

注意

本メッセージのエラー詳細番号%s1およびエラー詳細内容%s2「(%s1)%s2: 」は、出力されない場合があります。

意味

環境定義ファイル(httpd.confのUserディレクティブに指定したユーザID%s3のエントリの取得に失敗しました。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

以下の対処を行ってください。

  • エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。

  • 環境定義ファイル(httpd.confのUserディレクティブに指定したユーザIDに誤りがないかを確認してください。


(%s1)%s2: initgroups: unable to set groups for User %s3 and Group %s4

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

%s3:ユーザID

%s4:グループID

意味

グループアクセスリストの初期化に失敗しました。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: malloc: out of memory

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

意味

メモリの獲得に失敗しました。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: mod_unique_id: unable to find hostname of the server

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

意味

ホスト名の取得に失敗しました。

システムの処理

Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: mod_unique_id: unable to find IPv4 address of "%s3"

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

%s3:ホスト名

意味

ホスト%s3の名前解決に失敗しました。

システムの処理


Webサーバの実行処理を続行します。


Webサーバの実行処理を中止します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: set dumpable failed - this child will not coredump after software errors

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

意味

コアダンプの設定に失敗しました。

システムの処理

Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。


(%s1)%s2: setgid: unable to set group id to Group %s3

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

%s3:グループID

意味

環境定義ファイル(httpd.confのGroupディレクティブに指定したグループID%s3の設定に失敗しました。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

以下の対処を行ってください。

  • エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。

  • 環境定義ファイル(httpd.confのGroupディレクティブに指定したグループIDに誤りがないかを確認してください。


(%s1)%s2: setuid: unable to change to uid: %s3

可変情報

%s1:エラー詳細番号

%s2:エラー詳細内容

%s3:ユーザID

意味

環境定義ファイル(httpd.confのUserディレクティブに指定したユーザID%s3の設定に失敗しました。

システムの処理

異常が発生した通信プロセスを終了して、Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

以下の対処を行ってください。

  • エラー詳細内容%s2を確認して、失敗の原因を取り除いてください。

  • 環境定義ファイル(httpd.confのUserディレクティブに指定したユーザIDに誤りがないかを確認してください。


Child %s1 returned a Fatal error... Apache is exiting!

可変情報

%s1:通信プロセスのプロセスID

意味

通信プロセス%s1に異常が発生しました。

システムの処理

Webサーバの実行処理を中止します。

ユーザの対処

同時に出力されたメッセージを確認して、失敗の原因を取り除いてください。


No active workers found... Apache is exiting!

意味

有効な通信スレッドが存在しません。

システムの処理

Webサーバの実行処理を中止します。

ユーザの対処

iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。


no listening sockets available, shutting down

意味

環境定義ファイル(httpd.confに、有効なListenディレクティブが設定されていません。

システムの処理

Webサーバの実行処理を中止します。

ユーザの対処

環境定義ファイル(httpd.confにListenディレクティブを設定しているかを確認してください。Listenディレクティブを設定していない場合は、Listenディレクティブを設定してください。Listenディレクティブを設定している場合は、同時に出力されたメッセージを参照して、失敗の原因を取り除いてください。

refusing to send signal %s1 to pid %s2 outside process group

可変情報

%s1:シグナルの種類

%s2:通信プロセスのプロセスID

意味

プロセスグループが異なるため、通信プロセス%s2がシグナル%s1を送信できません。

システムの処理

Webサーバの実行処理を続行します。

ユーザの対処

iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。