IJServerクラスタでアプリケーションを運用するためには、IJServerクラスタに対してサーバーインスタンスを追加する必要があります。
ここでは、IJServerクラスタにサーバーインスタンスを追加する方法について説明します。
サーバーインスタンスを追加する
定義済みのIJServerクラスタに対して、サーバーインスタンスを追加します。
この操作は、運用中のIJServerクラスタに対しても行うことができます。詳細は、「9.1.7.6 create-local-instanceサブコマンド」を参照してください。
ポート番号の自動採番
サーバーインスタンスを追加した際、設定で定義されているポート番号が他のインスタンスにより利用されている場合は、ポート番号が自動的に採番され(注)、サーバーインスタンスの定義にシステムプロパティが追加されます。システムプロパティ名、採番論理については、「7.7.1 定義時に利用できるプロパティ」を参照してください。
操作方法の詳細については、以下を参照してください。
注)サーバーインスタンスのポート番号は、例えばHTTPリスナーのポート番号の場合、ネットワーク設定の定義項目の「ポート番号」が"${HTTP_LISTENER_PORT}"のように定義済みシステムプロパティの場合に自動採番されます。インスタンス毎にポート番号を変更したい場合は、「付録D ポート番号」を参照してください。
サーバーインスタンスの削除
IJServerクラスタのサーバーインスタンスを個別に削除することができます。
IJServerクラスタが運用中であってもこの操作を実行できますが、削除対象のサーバーインスタンスについては事前に停止操作を行う必要があります。
なお、配下のすべてのサーバーインスタンスを削除した場合、IJServerクラスタを起動することはできません。
操作方法の詳細については、以下を参照してください。
メッセージ
サーバーインスタンスの作成/削除操作が正常終了した場合、システムログ/イベントログに以下のメッセージが出力されます。
操作 | メッセージ |
---|---|
サーバーインスタンス作成 | OM2017 |
サーバーインスタンス削除 | OM2018 |
メッセージの詳細については、「メッセージ集」-「OM2000番台のメッセージ」を参照してください。