以下について説明します。
HotDeploy機能使用時の注意事項
通常業務中のHotDeploy機能は、以下のような問題があるため、推奨しません。夜間などリクエストが少ない状況で利用してください。
EJBアプリケーションでリクエストを処理中にHotDeployを実行した場合、以下のメッセージがサーバーログに出力されることがあります。
EJB6145
Webアプリケーションでリクエストを処理中にHotDeployを実行した場合、以下のメッセージがサーバーログに出力され、java.lang.IllegalStateExceptionがスローされることがあります。
WEB9031
実装に問題がないアプリケーションを配備した時に以下のようなエラーが発生する場合は、IJServerクラスタ内で不整合が発生している可能性があるため、IJServerクラスタを再起動してください。
java.lang.ClassNotFoundException
javax.naming.NameAlreadyBoundException
javax.naming.InvalidNameException
EJBクライアントを含むWARファイルのHotDeployを実行した場合、Javax.naming.NamingExceptionが発生し、サーバアプリケーションの呼出しに失敗します。EJBクライアントを含むWARファイルのHotDeployは実施しないでください。
Webアプリケーション配備時の注意事項
以下の条件に該当する場合、コンテキストルートが同じWebアプリケーションを配備できません。
配備した場合は、メッセージ「WSC04122」が表示され配備に失敗します。
IJServerクラスタとWebサーバを同じマシンで運用している場合、かつ
IJServerクラスタで同じWebサーバを使用している場合、かつ
IJServerクラスタのいずれかがバーチャルホストを使用していない場合、または
IJServerクラスタが同じバーチャルホストを使用している場合
WSC04122については、「10.42 メッセージ番号に「WSC」を含むメッセージ」を参照してください。
リソースアダプタ再配備時の注意事項
リソースアダプタの再配備に失敗した場合、再配備対象のリソースアダプタは配備解除されますが、リソースアダプタと関係するコネクタ接続プール、コネクタリソース、管理オブジェクトリソース、およびリソースアダプタの定義情報は削除されません。再配備に失敗した原因を取り除き、再度リソースアダプタを配備することで関係するリソースなどの利用が可能となります。なお、関係するリソースなどを使用しない場合は、個別に削除を行ってください。
ライブラリ(--librariesオプション)指定文字列の注意事項
以下の指定は行わないでください。
2Byte文字
最後尾に空白文字(スペース、タブ)
アプリケーションのファイル名の注意事項
アプリケーション名(--nameオプション)に以下の文字を指定してください。
英数字または特殊文字(‘-’、‘_’、‘.’、‘;’)
先頭には、英数字または‘_’だけが指定可能
複数操作実行時の注意事項
配備・配備解除操作は複数同時に実行することができません。配備・配備解除操作が復帰しないうちに新たな配備・配備解除操作を投入した場合、後から投入した操作が、先に動作していた操作の完了を待機します。