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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
FUJITSU Software

2.20.2 ロードバランスオグジェクトグループインタフェース

2.20.2.1 ISOD::LBG::bind()

名前

ISOD::LBG::bind

形式

#include <orb_cplus.h>
#include <OM_LBOcpp.h>
void  ISOD::LBG::bind(
      CORBA::Object_ptr  objectref,
      CORBA::Environment  &env);

機能説明

本関数は、objectrefで指定されたロードバランス対象のオブジェクトを、このロードバランスオブジェクトグループに登録します。

パラメタ

objectref

ロードバランスオブジェクトグループに登録するオブジェクトリファレンス。
指定するオブジェクトリファレンスのインタフェースリポジトリIDは、OMG IDL形式(“IDL:”で始まる形式)を使用してください。

env

例外情報が格納される構造体。

復帰値

正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクト、またはUserExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。

ユーザ例外の場合は、以下の例外が発生します。

ISOD::LBG::AlreadyBound

すでに登録済のオブジェクトと同一の情報を持つオブジェクトが指定されました。

ISOD::LBG::CannotProceed2

ロードバランス機能のDBの処理で異常が発生しました。または、objectrefの指定に誤りがあります。

ISOD::LBG::BadObject

objectrefで指定されたオブジェクトが不当です。

システム例外の場合は、設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

2.20.2.2 ISOD::LBG::unbind()

名前

ISOD::LBG::unbind

形式

#include <orb_cplus.h>
#include <OM_LBOcpp.h>
void ISOD::LBG::unbind(
      CORBA::Object_ptr  objectref,
      CORBA::Environment  &env);

機能説明

本関数は、objectrefで指定されたロードバランス対象のオブジェクトを、このロードバランスオブジェクトグループから削除します。

パラメタ

objectref

ロードバランスオブジェクトグループから削除するオブジェクトリファレンス。
指定するオブジェクトリファレンスのインタフェースリポジトリIDは、OMG IDL形式(“IDL:”で始まる形式)を使用してください。

env

例外情報が格納される構造体。

復帰値

正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクト、またはUserExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。

ユーザ例外の場合は、以下の例外が発生します。

ISOD::LBG::NotFound

objectrefで指定されたオブジェクトが見つかりません。

ISOD::LBG::CannotProceed2

ロードバランス機能のDBの処理で異常が発生しました。または、objectrefの指定に誤りがあります。

ISOD::LBG::BadObject

objectrefで指定されたオブジェクトが不当です。

システム例外の場合は、設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

2.20.2.3 ISOD::LBG::rebind_default()

名前

ISOD::LBG::rebind_default

形式

#include <orb_cplus.h>
#include <OM_LBOcpp.h>
CORBA::Object_ptr  ISOD::LBG::rebind_default(
      CORBA::Object_ptr  objectref,
      CORBA::Environment  &env);

機能説明

本関数は、このロードバランスオブジェクトグループのデフォルトオブジェクトを、objectrefで指定されたオブジェクトに変更します。
本関数はオブジェクトリファレンスを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA::release()を使用して領域を解放する必要があります。

パラメタ

objectref

デフォルトオブジェクトとして登録するオブジェクトリファレンス。
指定するオブジェクトリファレンスのインタフェースリポジトリIDは、OMG IDL形式(“IDL:”で始まる形式)を使用してください。

env

例外情報が格納される構造体。

復帰値

正常終了した場合は、変更前のデフォルトオブジェクトのオブジェクトリファレンスが返され、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクト、またはUserExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。

ユーザ例外の場合は、以下の例外が発生します。

ISOD::LBG::CannotProceed

デフォルトオブジェクトが設定されていません。

ISOD::LBG::CannotProceed2

ロードバランス機能のDBの処理で異常が発生しました。または、objectrefの指定に誤りがあります。

ISOD::LBG::BadObject

objectrefで指定されたオブジェクトが不当です。

ISOD::LBG::OperationBusy

同時処理可能な要求の上限に達しました。リトライしてください。

システム例外の場合は、設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

2.20.2.4 ISOD::LBG::list()

名前

ISOD::LBG::list

形式

#include <orb_cplus.h>
#include <OM_LBOcpp.h>
void  ISOD::LBG::list(
      ISOD::LBG::ObjectList  *&objectref,
      CORBA::Environment   &env);

機能説明

このロードバランスオブジェクトグループに登録済のオブジェクトのオブジェクトリファレンスの一覧を返します。

パラメタ

objectref

オブジェクトのリストの設定領域。

env

例外情報が格納される構造体。

復帰値

正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクト、またはUserExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。

ユーザ例外の場合は、以下の例外が発生します。

ISOD::LBG::CannotProceed2

ロードバランス機能のDBの処理で異常が発生しました。

システム例外の場合は、設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。