名前
ISOD::LBO::create_LBG
形式
#include <orb_cplus.h> #include <OM_LBOcpp.h> ISOD::LBG_ptr ISOD::LBO::create_LBG( CosNaming::NamingContext_ptr nc, CosNaming::Name &n, ISOD::LBO::LoadBalanceType loadbalancetype, CORBA::Object_ptr defaultobjectref, CORBA::Environment &env);
機能説明
本関数は、ロードバランスオブジェクトグループを作成し、ネーミングサービスに登録します。ncで指定されたネーミングコンテキスト配下にnで指定された名前で登録します。
ロードバランスオブジェクトグループの生成に成功した場合、生成したロードバランスオブジェクトグループのオブジェクトリファレンスを返します。
本関数はオブジェクトリファレンスを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA::release()を使用して領域を解放する必要があります。
パラメタ
ネーミングコンテキストオブジェクト。
作成するロードバランスオブジェクトグループ名。
roundrobinを指定します。
ロードバランス機能が動作していない場合に、ネーミングサービスが返すオブジェクトリファレンス(デフォルトオブジェクトリファレンス)。
nullを指定した場合、かつロードバランス機能が動作していない場合は、ネーミングサービスからはオブジェクトリファレンスが返されません。
このオブジェクトリファレンスは、ISOD::LBG::bind()およびISOD::LBG::unbind()では、登録および削除できません。
指定した場合は、ロードバランスオブジェクトグループ作成後に、ISOD::LBG::rebind_default()オペレーションを使用して変更することができます。指定するオブジェクトリファレンスのインタフェースリポジトリIDは、OMG IDL形式(“IDL:”で始まる形式)を使用してください。
例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常終了した場合は、生成したロードバランスオブジェクトグループのオブジェクトリファレンスが返され、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクト、またはUserExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。
ユーザ例外の場合は、以下の例外が発生します。
nで指定されたネーミングコンテキストが見つかりません。
ncで指定されたネーミングコンテキストが存在しません。
名前の指定に誤りがあります。
指定された名前のバインディングがすでに存在します。
ロードバランスタイプの指定に誤りがあります。
defaultobjectrefで指定されたオブジェクトが不当です。
同時処理可能な要求の上限に達しました。リトライしてください。
システム例外の場合は、設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
名前
ISOD::LBO::resolve_LBG
形式
#include <orb_cplus.h> #include <OM_LBOcpp.h> ISOD::LBG_ptr ISOD::LBO::resolve_LBG( CosNaming::NamingContext_ptr nc, CosNaming::_Name &n, CORBA::Environment &env);
機能説明
本関数は、ロードバランスオブジェクトグループを検索します。ncで指定されるネーミングコンテキスト配下のnで指定された名前のロードバランスオブジェクトグループを検索します。
ロードバランスオブジェクトグループの検索に成功した場合、検出したロードバランスオブジェクトグループのオブジェクトリファレンスを返します。
本関数はオブジェクトリファレンスを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA::release()を使用して領域を解放する必要があります。
パラメタ
ネーミングコンテキストオブジェクト。
検索するロードバランスオブジェクトグループ名。
例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常終了した場合は、検出したロードバランスオブジェクトグループのオブジェクトリファレンスが返され、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクト、またはUserExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。
ユーザ例外の場合は、以下の例外が発生します。
nで指定された名前が見つかりません。
ncで指定されたネーミングコンテキストが存在しません。
名前の指定に誤りがあります。
同時処理可能な要求の上限に達しました。リトライしてください。
システム例外の場合は、設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
名前
ISOD::LBO::delete_LBG
形式
#include <orb_cplus.h> #include <OM_LBOcpp.h> CORBA::Object_ptr ISOD::LBO::delete_LBG( CosNaming::NamingContext_ptr nc, CosNaming::Name &n, CORBA::Environment &env);
機能説明
本関数は、ロードバランスオブジェクトグループをネーミングサービスから削除します。ncで指定されたネーミングコンテキスト配下のnで指定された名前のロードバランスオブジェクトグループが削除されます。
デフォルトオブジェクトが設定されていた場合に、デフォルトオブジェクトのオブジェクトリファレンスを返します。削除対象のロードバランスオブジェクトグループに、デフォルトオブジェクト以外のオブジェクトが登録されている場合は、例外となります。
本関数はオブジェクトリファレンスを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA::release()を使用して領域を解放する必要があります。
パラメタ
ネーミングコンテキストオブジェクト。
削除するロードバランスオブジェクトグループ名。
例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常終了した場合は、デフォルトオブジェクトのオブジェクトリファレンスが返され、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクト、またはUserExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。
ユーザ例外の場合は、以下の例外が発生します。
nで指定された名前が見つかりません。
ncで指定されたネーミングコンテキストが存在しません。
名前の指定に誤りがあります。
オブジェクトグループにデフォルトオブジェクト以外のオブジェクトが1つ以上登録されています。
同時処理可能な要求の上限に達しました。リトライしてください。
システム例外の場合は、設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
名前
ISOD::LBO::list_LBG
形式
#include <orb_cplus.h> #include <OM_LBOcpp.h> void ISOD::LBO::list_LBG( CosNaming::NamingContext_ptr nc, ISOD::LBO::LBGList *&LBGlist, CORBA::Environment &env);
機能説明
本関数は、ロードバランスオブジェクトグループのリストを返します。
ncで指定されたネーミングコンテキスト配下のロードバランスオブジェクトグループのリストを返します。本関数では、ロードバランスオブジェクトグループの名前とロードバランスタイプの情報を持つ構造体(BindingObjectGroup)のシーケンスを返します。
本関数で獲得できるロードバランスオブジェクトグループの数の上限は、256個です。
パラメタ
ネーミングコンテキストオブジェクト。
ロードバランスオブジェクトグループのリストの設定領域。
例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionが設定されます。設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
注意事項
ロードバランスオブジェクトグループが257個以上登録されている場合は、すべてのオブジェクトグループの一覧を取得することができません。
名前
ISOD::LBO::notify_down
形式
#include <orb_cplus.h> #include <OM_LBOcpp.h> void ISOD::LBO::notify_down( CORBA::string HostName, CORBA::Environment &env);
機能説明
本関数は、ロードバランス機能にサーバがダウンしたことを通知します。
本関数が呼び出されると、HostNameで指定されたアドレスのサーバのオブジェクトのオブジェクトリファレンスの返却を停止します。
パラメタ
ダウンしたサーバのホスト名またはIPアドレス。
例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクト、またはUserExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。
ユーザ例外の場合は、以下の例外が発生します。
HostNameの指定に誤りがあります。
ロードバランス機能のDBの処理で異常が発生しました。
システム例外の場合は、設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
名前
ISOD::LBO::notify_recover
形式
#include <orb_cplus.h> #include <OM_LBOcpp.h> void ISOD::LBO::notify_recover( CORBA::string HostName, CORBA::Environment &env);
機能説明
本関数は、ロードバランス機能にサーバが起動または復旧したしたことを通知します。本関数が呼び出されると、HostNameで指定されたアドレスのサーバのオブジェクトのオブジェクトリファレンスの返却を開始します。
パラメタ
復旧したサーバのホスト名またはIPアドレス。
例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常終了した場合は、envのexceptionメンバにNULLオブジェクトリファレンスが設定されます。
異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクト、またはUserExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。
ユーザ例外の場合は、以下の例外が発生します。
HostNameの指定に誤りがあります。
ロードバランス機能のDBの処理で異常が発生しました。
システム例外の場合は、設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。